新規登録がまだの方

下の[新規登録]ボタンを押してコミュニティに登録してください。

登録がお済みの方はこちら

コミュ二ティポイントのご案内

詳しく見る

みどりのゆび Green Fingers

みどりのゆび Green Fingers>掲示板

公開 メンバー数:41人

チャットに入る

サークル内の発言を検索する

サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。

閉じる

  • from: lapisさん

    2010年12月07日 08時07分24秒

    icon

    12月の庭仕事 

        
    イギリスでは11月下旬から急に冷え込んで、例年よりも早く
    本格的な寒さがやって来ました。
    地面が凍ってしまうと、庭仕事は何も出来なくなりますので、
    その月の庭仕事は早め早めにやっておかなければいけないなぁ
    と、つくづく反省している今年の12月です。
    イギリスではクリスマスの準備、日本ではお正月の準備、
    そして、忘年会にクリスマスパーティーと、
    今月はあっと言う間に過ぎてしまいそうですね。

    忙しくてガーデニングどころではないかもしれませんが、
    ガーデナーにお休みはありませんぞ!
    すでに雪が積もってアームチェアー・ガーデニングの時期に
    突入してしまった地域もあるかもしれませんが、
    頭の中では来春以降の庭のプランが進行しつつあることでしょう。
    雪の降らない地域では、本格的な寒さの到来するまでに、
    まだまだやっておきたい庭仕事がたくさん残っていますよ。


    [Part1]

    ☆☆「アームチェアー・ガーデニング」の季節始まる

    冬の間の楽しみの一つはタネのカタログを眺めることですね♪
    まだの方は早めにタネのカタログを取り寄せて下さい。

    ☆引き続き、落ち葉をclear-upして、腐葉土やコンポストに 

    ☆引き続き、bedding plantsやハンギングバスケットなどの
    終わったプランツのtidy up →コンポストに

    *ただし、庭の片隅に枯枝やlogなどを片付けない場所を
    必ず作っておくこと!
    (小動物や虫たちの冬眠場所を確保するため)

    *黒点病の広がるのを防ぐために、
    バラの落ちた葉はそのままにしておかないで処分する
    (カウンセルのgreen binに入れるか、焼却する。
    収集したgreen binの中味は業者がコンポストを作るので、
    家庭で作るコンポストより温度が高いため、病原菌も死滅する)

    ☆まだなら急いで半耐寒性のプランツを取り込んだり
    フリースなどでカバーをする

    ☆ホスタなど鉢植えのプランツも枯れた葉を刈り取って、
    S&Sなどの害虫が隠れていないかチェックをし、
    バークなどでマルチングをする

    ☆epimedium(イカリソウ)の葉を地面すれすれの所まで剪定する
    (2月までに終えるようにしないと、新芽が出て来て
    焦ることになるので、早めにやっておくことをお勧めします)

    ☆spiraeaの強剪定をする
    (これをやっておくと、コンパクトな株をキープできるのと、
    黄葉のものは発色もよいようです)

    ☆ヒューシャ(フクシア)

    ◎半耐寒性のものは、温室やシェルターに入れ、
    冬の間は枯れない程度に水遣りをする

    ◎地植えの耐寒性のものは、
    葉が落ちたら今年伸びた茎の三分の一を切り詰め、
    必要ならばマルチングやフリースをかける。

    ☆地植えの半耐寒性のプランツ(アガパンサスやPhygeliusなど)も
    バークやコンポストでマルチングをしっかりする

    ☆引き続き、土を耕して、コンポストを花壇に入れる。

    *耕すのが体力的に大変な人は、冬の間にコンポストを上に広げて
    おくだけでも随分違いますよ。
    後は、ミミズ君たちにお任せしましょう♪

    ☆winter pruning(冬剪定)の時期ですよ〜 
    (2月末までに済ませる事!)

    ◎落葉性の樹木やシュラブの剪定

    *ただし、桜の仲間は落葉前に、マグノリアは夏前に剪定

    **モミジや白樺はクリスマスまでに済ませる
    (樹液が流出するのを防ぐため)

    ◎ウィステリア(藤)も、横から出た枝を3cmくらい剪定する

    ☆斑入りの花木のreversion(先祖がえり)した枝を剪定する
     
    *落葉性のものは、春になって葉が出てきてから剪定

    ☆土が凍結したり、水浸しになっていなければ、
    引き続き、bare root(地掘り苗木) のバラを植えつける
    (11月〜2月まで)

    1.バラが届いたらすぐに出して、30分ほど水につける
    2. その間に穴を掘り、底にコンポストを入れる
    3. 接木をしてある部分がちょうど地面の表面に出るくらいの
    高さに植えつけて、穴に土を戻す
    4. 周りの土をしっかり踏みしめる
    5.水遣りをして、コンポストでマルティングをする

    ☆背の高いバラは、冬の強風の被害を避けるために弱剪定する

    ☆バラ以外の木やシュラブなどのbare rootも今の時期に
    出回るので、植えつける

    *届いたら、すぐにバケツの水につけるのを忘れずに!

    ☆小さい木やシュラブなど、植え替えをしたい場合は今が適時!

    ☆引き続きhardwood cutting(硬い部分の枝を使った挿し木)の時
    期なので、トライしよう
    (willow 、cornus、スモークツリー、レンギョウ、バラなど)

    ☆root cutting(根伏せ)に最適の時期なので、トライしょう
    (オリエンタルポピー、シュウメイギク、アカンサス、
    シーホリー、エピメディウムなど)

    トライしてみようと思う方は、やり方をお聞き下さい

    ☆秋咲きヘザーの終わった花をトリミングする

    ☆寒さに備えて、ポットの下に煉瓦やpot feetを置く

    ☆温室のインシュレーションがまだなら、早めに済ませる
    (バブルペーパーを張るなど)
    暖かい日には、空気の入れ替えも忘れずに!

    ☆堀上げて貯蔵した球根類のチェックを忘れないように
     (腐ったりカビが生えたものを取り除く)

    ☆強風に備えて壁やフェンスのチェックと強化、
    若木の支柱のチェックなど
     
    ☆積雪のあと、雪の重みで枝が折れるのを防ぐ工夫を!

    ☆引き続き、冬用のウィンドウボックスや
    ハンギングバスケットを作る

    今の時期、クリスマスやお正月の雰囲気を取り入れるのも
    いいですね♪

    ☆ハウスプランツがたくさん出回る時期なので、
    暗くなるこの時期には雰囲気を明るくしてくれていいですね。
    それぞれのプランツに適した場所を選んで置くのを忘れずに!

    ☆クリスマスリースやクリスマスツリーの準備をする







    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 1
    • サークルで活動するには参加が必要です。
      「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
      ※参加を制限しているサークルもあります。

      閉じる

    • 2

    icon拍手者リスト

コメント: 全1件

from: lapisさん

2010年12月07日 19時46分32秒

icon

「Re:12月の庭仕事 」

(Part 2)

☆キッチンガーデン

◎引き続き、土を耕してコンポストや完熟堆肥を入れる

冬の間にこうしておくと、春にはいい土になっていますよ♪

◎春からのcrop rotation(輪作)を考える
(連作を避けるために大切!)

◎種のカタログをチェックして、注文をする
春植えの玉ねぎの子球、アスパラガス、種芋などの注文

*特にイギリスでは種芋は芽出しの期間が必要なので
早めに注文を入れる

◎冬キャベツ、カリフラワー、芽キャベツの収穫をする

◎イェルサレム・アーティチョーク(菊芋)の収穫を始める

◎リークは必要な分だけ順次収穫する
ただし、凍結していると掘るのがむずかしいので、
あらかじめよく耕しておいた土に余分に掘り上げたリークを
埋めておくとよい

◎ parsnipと swedeは耐寒性が強いので、残しておいても
大丈夫だが、フリースでカバーをして凍結を防ぐ

◎強風で倒れるのを防ぐために芽キャベツなど
背の高くなるブラシカ類に支柱を立てたり土寄せをする

◎冬野菜にネットなどを掛けて、鳥(ハト)の被害を防ぐ

◎ルバーブやseakaleにポットなどを被せて、forcingする
(新芽や茎を柔らかくするため)

◎半耐寒性ハーブにクローシェなどをかぶせて保護する
冬の間に使うハーブをポットに植えて、
コールドフレーム、window sill、温室などに取り込む

◎ブラックベリーやカランツ、秋生りラズベリーなどの
剪定をする

*秋生りラズベリー:'Autumn Bliss' 'September''Polka'など

*秋生りラズベリーは、春に出てくる枝に実がなる
 夏生りラズベリーは、前年の枝に実がなる

◎リンゴやペアなどの冬剪定をする

(交差している枝や込み合っている枝など)
剪定用の小さいのこぎりを使うとやり易い

*チェリーやプラムなどは病気が広がるので、冬剪定はしないこと!

◎ブドウはクリスマスまでに剪定を終える
(樹液が流出するのを防ぐため)

◎新しい果樹やソフトフルーツを植えるのに最適の季節
(2月末までに終える)

◎ルバーブの植え付け

◎果樹のwinter wash をする
(植物油で作られているオーガニックの薬剤をスプレーする)

*オーガニックの薬剤はGrowing Success Winter Tree Wash
などが売られているが、たとえオーガニックでも益虫も殺して
しまうので、使用にはくれぐれも注意すること!

◎コンポストや完熟堆肥を果樹の根元にマルチングする




☆池の管理

◎引き続き、池に落ちた落ち葉を取り除く

◎魚を飼っている場合は、氷の張らない場所を一箇所
キープしておくこと
(pond heaterを設置したり、テニスボールなどを
水面に浮かべておくとよい)

◎池に直径10cm位の土管などを沈めて、
魚の隠れ場所を確保する

◎水温が7度以下に下がったら、魚に餌を与えるのを止める

◎ポンプをクリーニングして、片付ける



☆Wildlife

◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする

*残りもののパンを与える人が多いが、
パン屑はおなかが膨れるだけなので、
冬場は特にもっと栄養分の多いものを準備する

(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラード、Mealworms など)

*鳥の種類によって好物が違うので、いろんな種類の餌を
用意するといろんな鳥が来てくれますよ。
木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
地面に置くバードフィーダーも忘れないように。
(既成のものでなくても、鉢の受け皿で十分です)

*イギリスの場合、庭にやって来る鳥たちは冬に野生の餌がとれな
くなると
死んでしまう場合が多いのです。
昨年の厳冬で種類によっては、非常に数の減っている鳥たちもいます。
(たとえば、昨冬は27%のロビンが死亡)
夏には餌を与えない人も、冬場だけでも鳥の餌を準備するように
して下さい。
特に急な冷え込みが来たり、雪の降った翌日には餌がとれなくなるので、
庭に餌を撒くなどして頂ければ、うれしいです。

暗くて長い冬の間、鳥たちが庭にやって来てくれるのを見るだけで、
私たちは十分に大きなお返しを受ける事になるのですから。

◎水の補給も忘れずに!
鳥を庭に呼びたいなら、餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える

毎月繰り返し鳥や小動物、虫たちのことを書いていますが、
彼らのヘルプ無しにはオーガニック・ガーデニングはできないのだと言うことを、いつも心に留めておきたいものですね。



*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
 
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい)


  • サークルで活動するには参加が必要です。
    「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
    ※参加を制限しているサークルもあります。

    閉じる

  • サークルで活動するには参加が必要です。
    「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
    ※参加を制限しているサークルもあります。

    閉じる

  • 2

icon拍手者リスト