サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
-
from: lapisさん
2011年09月11日 01時51分22秒
icon
9月の庭仕事
9月になりましたね。
イギリスは、今年も夏らしい夏がこないまま秋に突入しそうです。
日本はまだまだ残暑が厳しいことと思いますが、
中旬を過ぎれば朝晩は少し涼しさを感じるようになることでしょうね。
そろそろ夏花壇の中に秋の花が混じって咲き始める頃です。
球根の準備も始めなくては!
秋はコンポストを作り始めるのに最適の季節でもありますので、
コンポスト容器や麻袋など必要なものを、
木々の落葉が始まる前にぼちぼち揃えておくといいでしょうね。
まだコンポストや腐葉土作りをしたことのない方は、
ぜひこの秋こそチャレンジしてみて下さいね。
コンポストや腐葉土作りをしてみると、
自然界の循環する営みを実感することができると思います。
[Part 1]
☆冬までに定着するように、
できるだけ早く耐寒性1年草の種まきをする
キンセンカやニゲラ、godetia、poached egg plant(Limnanthes)など
*必要ならば、フリースやクロシェで保護する
☆ウォールフラワーやワスレナグサなどの2年草の苗を定植する
☆コルチカムの球根の植え付け
☆秋植え球根を植えつける
特にダフォディルやFritillaria imperialis などは早めに
*ただし、チューリップは11月まで待つこと!
*リスが掘り返すのを防ぐために、
植えた球根の上からワイヤーネットをかぶせるのを忘れずに!
(普通のネットでは喰いちぎってしまいます)
☆クリスマス用の水仙やヒヤシンスを植える
(prepared と書いてある球根を買うこと!)
☆引き続きbedding plants の花がら摘み・水遣り・施肥を
定期的にして、花期が秋まで続くようにする
↓
ボーダーの花が終わった所に多年草の鉢を置いたり、
プリムラやパンジーなどを植えて秋から冬までの間
花が続くようにする
☆引き続き、天気のいい日に種取りをする
☆夏の低温と雨のせいで、徒長したプランツも多いので、
秋の嵐に備えて、支柱の点検をしておく
☆クライマーを植えつけるのに最適の月なので、
植えつける場所を選び、土の準備をする。
☆ダリアも今月は最盛期になるので、
花がら摘みを忘れず、支柱がしっかりしているかどうか確かめる
毎週の施肥も忘れずに
☆クライミング・ローズ、ランブリング・ローズの花後の剪定をする
(剪定した茎を挿し木にも使える)
☆バラの黒点病やさび病の兆候のある葉は、
すべてグリーンビンに入れるか焼却し、下に落ちた葉もすべて
拾って同じように処分する
☆植えてから3-4年経った宿根草は勢いがなくなるので、
今の時期に株分けをする
(ただし、粘土質の土の所では春に株分けする方がよい)
☆ミクルマスデージー(アスター)はウドンコ病が発生しやすいので
注意!
必要ならば、2週間おきにオーガニックの薬剤を散布する
☆soft woodの挿し木やさし芽はまだできるので、早めにする
(耐寒性のない宿根草などのさし芽も今のうちに
ヒューシャ、パラゴニウム、ペンステモン、バーベナ、マーガレットetc.)
☆外に出していたハウスプランツを室内に取り込む
☆夏の間にできた芝生のはげた部分に種を蒔く
(今なら数週間で新しい芝が生えてくる)
*やり方の詳細を知りたい方は、質問して下さい。
☆生垣の今年最後のトリミングをする
(コニファーや常緑のもの)
[Part 2 ]に続く
コメント: 全5件
from: lapisさん
2011年09月12日 21時36分40秒
icon
「Re:Re:9月の庭仕事」
やらわさん、拓也さん、
ちょっと買いかぶり過ぎですよ〜!
kotokuさんは、多肉植物やサボテンのプロですからいいですけれど、
私はただのぐうたら+へなちょこガーデナーでしかありませんよ〜。
庭はジャングル状態だし、野菜作りときたら、ド素人もいいところで、
ちっぽけな畑に振り回されてます。
あんなこと言われたら、本物のお百姓さんに叱られてしまいます〜。
前にも書きましたが、
毎月の庭仕事の項目は、すべてを私がやっているわけではありませんので・・・。
どれかひとつでも、皆さんのお役に立つことがあるかしらとか、
日本とは少し違うイギリスのガーデニングのやり方に興味を持っていただけるかしら、
と思いながら書いているだけのことですから。
どうか、誤解なさらないようにお願いいたしますね。
やらわさん、楽しい絵をありがとう♪
これからも時々、貼ってくださいね。
私も、今月からまた水彩画のクラスが始まります。
それと、十和田市の秋祭りや地域のお祭りはいかがでしたか。
拓也さん、
これから木を植えるのに一番いい季節になってきますが、
記念樹は決まりましたかしら。
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 -
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 1
icon拍手者リスト
やらわ、
from: やらわさん
2011年09月11日 10時06分51秒
icon
「Re:9月の庭仕事」
9月に入り暑い中にも、日陰で、そよぐ風が頬を通り過ぎるとき、涼やかさを感じます。
こちらでは、街の中では金曜から日曜まで秋祭りが催されています。
私の住む山村地域では、今週末の土日に、八幡宮の例大祭が催されます。
地域の豊穣と住民の平安を祈り願う毎年の行事です。
lapisさんもkotokuさんも、ガーデニングの域をはるかに超越して、プロのお百姓さんですね!!
園芸農家、野菜農家以上のプロフェッショナルな方のようにお見受け致します。
-
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 -
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。 - 0
icon拍手者リスト
from: lapisさん
2011年09月11日 02時37分57秒
icon
「Re:9月の庭仕事」
[Part 2 ]
☆キッチンガーデン
◎ジャガイモの収穫
(掘りあげたジャガイモは乾かしてから紙に包むか麻袋に入れて、
冷暗所に保存する)
*ポテトブライトの兆候である茶色い斑点が葉っぱに出ている場合は、
葉っぱをすべて刈り取って、ポテトもすぐに収穫する事!
保存はしないで使い切る。
◎温室のトマトはまだ大丈夫だが、外に植えているトマトは
シーズンも終わりになるので、熟していないグリーントマトも
すべて収穫し
て窓辺で熟させるか、チャツネなどにする
*まだインディアンサマーのような天気が続くようなら、
付いている花や小さすぎる実は切り取って、
トマトにすべてのエネルギーが行くようにしてやる
◎アーティーチョークの収穫
◎コージェット(ズッキーニ)、マロー、パンプキン、
スカッシュ、ラナービーン、フレンチビーン、スィートコーン、ニンジンの収穫
*マローやスカッシュなどは、収穫前にしっかり日光に当てて熟させ、
皮が厚くなってから収穫
*スィートコーンの収穫期は栽培の地域や品種によって異なるので気をつける
コーンを爪で押してみて、透明な液が出るようならまだ未熟、
乳状の液が出るなら収穫OK
*ニンジンは掘り上げたらすぐに葉っぱを切り落とす
(葉っぱがニンジンの水分を取ってしまうのを防ぐため)
◎グリーンフライ(緑色のアブラムシ)がブラシカ類(キャベツなど)に
付きやすい時期なので、見つけ次第石鹸水をスプレーする
◎アスパラガスの葉を根元2〜3cmの所で刈り取って、
コンポストや海草でマルチングをする
◎Chinese cabbage、 spring cabbage 、レタス、サラダ用のベビーリーフ、
American land cress、 claytonia、エンダイヴ、ホウレンソウ、
シュンギク、ミズナ、ミブナ、パセリ、チャービルなどの種まき
◎来春用の野菜の種まきの土の準備を始める
(コンポストを混ぜ込む)
◎空いた場所にgreen manure(緑肥)の種を蒔く
*土や蒔く時期によってそれぞれ適した緑肥を選ぶ、
今の時期なら、Italian ryegrass、 winter tares 、
field beansなどを蒔いておけば春に漉き込める
◎パセリ、バジル、コリアンダーなどにクローシェを被せて、
秋まで収穫が続くようにする
◎ハーブを収穫してドライハーブにする
◎春キャベツの植え付け
*ハトの被害を防ぐためにネットを掛ける
◎プラムの収穫
◎ヘーゼルなどのナッツ類の収穫
◎リンゴの収穫も今月から
品種によって、収穫期が違うので注意する
9月に収穫:Discovery, Katja(Katy), Ellison's Orange,
Charles Ross, James Grieve, Egremont Russet, Fiesta など
◎日持ちのする品種のリンゴは、フリーザーバッグにいくつか穴を開けて
準備し、5個ずつ入れて口を閉じ、冷暗所に保存し定期的にチェックをする
(少しでも傷があったりすると、そこから腐るので注意する)
◎チェリーやプラムの収穫後、9月末まで剪定を続ける
(silver leaf diseaseを防ぐために必要!)
◎傷がついたリンゴやナシなどは、Brown rotに侵されるので、
見つけ次第すぐに集めて焼却するか市町村が収集するGreen binに入れる
*家庭用のコンポストには入れないように!
*傷が付いたものは、保存せずにすぐに食べるようにする
*取り残しの果実が木に残らないように気をつける
(放って置くと病気を翌年に持ち越してしまうので注意!)
◎果樹の幹にグリースバンドを巻く
(winter mothを捕えるためーーもうすぐ雌が卵を産みつけるために
登ってくるので、
それを防ぐため)
◎ブラックベリーやオータムラズベリーにネットを掛ける
◎引き続き、ストロベリーのランナーの移植、
またはポット上げ
不必要なランナーは切る
古い葉や枯れた葉も取り除いて、株周りをコンポストでマルチングする
☆池の管理
◎引き続き blanketweedやduckweedを取り除く
◎ホテイアオイやウォーターレタスなど、
水面を覆っているプランツを間引いて数を減らす
◎増えすぎた水草も引き上げて量を減らす
◎枯れたプランツが水中に沈まないように、刈り取る
◎落葉樹の落ち葉が池に落ちるのを防ぐために、ネットを張る
*カエルなどの出入り口を確保するのを忘れないように!
◎冬に備えて、水温が低くなる前に魚に高タンパク質の餌を与えて、
病気に対する抵抗力をつける
(隔日にフレークまたはペレットを、20分以内に亡くなる程度の量を
与える。気温が下がり始めたら、餌の量を減らす)
◎もし、新しく池を作る予定なら、今の時期に準備を始めるとよい
☆Wildlife
◎夏の間は自然界に餌が豊富なので、鳥たちの姿が庭から消えて
いましたが、8月下旬からまた戻って来ています。
日が短くなり気温が下がってくるに従って、北からの渡り鳥の数も
増えて来るので餌の補給が必要になります。
冬に備えてこの時期は高エネルギーの餌を用意して下さい。
ピーナツやナッツケーキ(いろんなナッツをラードで固めたもの)
、ひまわりの種など。
*ピーナツはそのまま与えるとのどに詰めて死ぬことがあるので、
必ずワイヤーネットのバードフィーダーに入れて与えること
◎ヘジホグ(ハリネズミ)も冬眠までに栄養補給が必要なので、
餌を準備する
◎ハチの数が異常に減ってしまったイギリスです。
どんなプランツがハチに喜ばれるかを考慮に入れて、
植えるプランツを考えるのも大切なことだと思います。
◎バードテーブルやバードバスをいつも清潔に保つ
◎バードバスや水飲み場の水を毎日取り替える
*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい)
from: 拓也さん
2011年09月14日 23時02分19秒
icon
「Re:Re:Re:9月の庭仕事」
Lapisさん
こんばんは。ご無沙汰しています。
>拓也さん、
>これから木を植えるのに一番いい季節になってきますが、
>記念樹は決まりましたかしら。
よく覚えていただいて記憶力も凄いです。
Lapisさんのアドバイス「木が大きくなる」ことをお聞きしたので
うちの庭では何本も植えると無理なため、記念樹としてはやめて、
桜、椿...他に名前を忘れましたが、低木にして今年の初春に植えました。
今日は、滋賀をでて三重に移動してきましたので、写真など撮れま
せんのでまた草もひいて綺麗になったらアップします。
さて、今年の夏、三重へアトリエをつくって水彩画やステンドグラスをしたいと考えています。
この夏に描いた絵をちょっと見て下さい。
初めて描いた水彩画「枇杷」
2回目に描いた水彩画「梨」
3回目に描いた水彩画「青リンゴじゃなく梨」
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
サークルで活動するには参加が必要です。
「サークルに参加する」ボタンをクリックしてください。
※参加を制限しているサークルもあります。
閉じる
icon拍手者リスト
ai、 やらわ、 kotoku、 lapis、