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from: lapisさん
2011年10月03日 19時33分32秒
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10月の庭仕事
夏が来ないまま秋に突入していたイギリスですが、
9月末からインディアンサマーがやって来て、
記録破りの暖かい10月の始まりです。
(10月2日に30℃を記録しました!)
でも、このつかの間のインディアンサマーが過ぎると、
いよいよ秋本番と言ったところでしょうか。
紅葉もすでに9月から始まっています。
長期予報では、11月には第一弾の寒波がやって来て、
この冬は昨年よりさらに厳しい寒さになるとか。
今年は少し早めに寒さ対策などを始めた方がいいかもしれません。
そして庭仕事だけでなく、庭に来る鳥や小動物たちの冬支度の
手助けができるような心の余裕も持ちたいと思います。
ここ2年間のような厳しい冬になれば、自然の中で餌を探すのは
本当に難しくなります。
秋から春の間だけでも、彼らがサバイバルできるように
餌の補給を心がけて下さればうれしいです。
日本も台風の通り過ぎたあと、涼しくなっていると聞いています。
秋晴れの中で、庭仕事を楽しんでくださいね。
[Part 1]
☆夏のボーダーの終わったプランツを刈り取って、きれいにする
(空いた場所に、ウォールフラワーやワスレナグサなど
早春に咲く花を植えておくと、
11月に植えるチューリップとの組み合わせがうまくできますよ)
☆クライミング・ローズ、ランブリング・ローズの剪定
☆スタンダード仕立てのバラもトリミングをして、
強風に備えて支柱の点検をする
☆冷夏で、黒点病が発生したバラの葉をきちんと処分して、
来年に持ち越さないようにする
(落ちている葉もすべて拾って、焼却するかグリーンビンに入れる)
そのあと、株の周りをコンポストでマルチングする
☆耐寒性のないプランツを堀上げてポットに植え替え、
温室やシェルターな場所、あるいは室内に入れる
(パラゴニウムやコリウス、半耐寒性ヒューシャなど)
☆ダリアやカンナ、グラジオラスなども掘り上げて貯蔵する
(暖かい地方では、ダリアはそのままマルチングをするだけでも
大丈夫ですが、
昨冬のような寒さだと危ないかもしれません)
☆半耐寒性のバナナなど地植えのプランツも、
ワラを巻いたりフリースを掛けるなどの準備を始める
(ロンドンなど暖かい所では、来月に)
☆ポット植えの半耐寒性ラベンダーの花茎を剪定し、
冬越しさせる場所に取り込む
時々水遣りするのを忘れずに!
☆引き続き宿根草の株分けをする
(ただし、粘土質の土の所では春に株分けする方がよい)
☆引き続き、お天気のよい日を選んで種取りをする
☆来春用に新しく花壇を作る場合は、今の時期に準備を始める
(土を耕し、コンポストや堆肥を入れる)
☆宿根草やシュラブなどの根元を、コンポストや堆肥で
マルチングする
(肥料は来春まで与えない)
☆引き続き秋植え球根を植える
(チューリップは11月まで待つこと!)
*リスが掘り返すのを防ぐために、
植えた球根の上からワイヤーネットをかぶせるのを忘れずに!
(普通のネットでは喰いちぎってしまいます)
☆出来るだけ早く耐寒性1年草・2年草の種まきを終える
(暖かい地方でも、今月末までに終える)
キンセンカやニゲラ、poached egg plant(Limnanthes)など
☆すでに種蒔きをした耐寒性1・2年草の苗を定植する
(ウォールフラワーやワスレナグサなど)
☆夏のハンギングなどを片付けて、
冬用のウィンドウボックスやハンギングバスケットを作る
☆クレマチスなど耐寒性クライマーを植える
(まだ土の温かい今の時期に植えておくと、根がよく成長する)
☆常緑のシュラブやコニファーの植え替えが必要なら、
今が最適の時期
☆ヘレボルスの植え付けや植え替え、株分けをする
肥料を与える(リン酸分の多い緩効性のもの)
☆今月から hardwood cutting(硬い部分の枝を使った挿し木)の
時期になるので、トライしよう
(willow 、cornus、スモークツリー、レンギョウ、バラなど)
☆冬に植えつけるバラや樹木の注文を入れる
☆温室のヒーターをチェックする
☆気温が下がってくるので芝刈りは2週間に1度くらいでよい
ブレードの高さをを4-5cmにする
☆芝生にtop dressing をする
(ロームベースのpotting compostにシャープサンドを
混ぜたものを芝生に撒く 1:1)
☆集めた落ち葉でleafmould (腐葉土)を作る
☆コンポストの切り返し(フォークで上下を入れ替える事)を
するのを忘れずに!
★☆★コンポスト作りを始めるのに最適の時期ですよ〜!♪
(Part 2 に続く)
コメント: 全3件
from: するめさん
2011年10月05日 23時32分11秒
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「10月のケーキ」
洋ナシの季節だと思うのにまだお店には並んでなくて缶詰でタルトを焼きました。フレッシュのもののほうが甘くなくておいしいのでけど・・・
偶然ですがLapisさんの「10月の庭仕事」にそれはそれは美しい洋ナシが載っててびっくりしました。実はあんなふうに生るるのですね。葉っぱはあんな形なのですね。
from: lapisさん
2011年10月04日 01時06分45秒
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「Re:10月の庭仕事」
[Part 2]
☆キッチンガーデン
◎リンゴやペアの収穫は、今月末までに
(10月に収穫のリンゴ: Spartan、 Gala、 Granny Smith、
Idared 、James Grieveなど)
☆ペアは木に残して熟させると、味が悪くなってしまうので、
熟す前に収穫して、涼しく風通しのいい場所に保存し、
食べる分だけ室内に取り込んで熟させるのがよい、
◎日持ちのする品種のリンゴは、フリーザーバッグに
いくつか穴を開けて準備し、5〜8個ずつ入れて口を閉じ、
冷暗所に保存し定期的にチェックをする
(少しでも傷があったりすると、そこから腐るので注意する)
◎引き続き果樹(リンゴ、チェリー、プラムなど)の幹に
グリースバンドを巻く
(winter mothを捕えるためーーー11月〜1月に、土中で孵った雌が木を登って
交配し、卵を産みつけるのを防ぐため。
春に孵った幼虫が、果樹の新葉を食い荒らすので)
◎ブラックベリーの剪定
(ベリーの付いた枝は根元から剪定し、
新しい枝は支柱のワイヤーに均等に間隔をあけて結わえる)
◎秋生りラズベリーの剪定
(ベリーの付いた枝は根元から剪定し、
新しい枝は支柱のワイヤーに均等に間隔をあけて結わえる)
*秋生りラズベリー:'Autumn Bliss' 'September''Polka'など
*秋生りラズベリーは、春に出てくる枝に実がなる
夏生りラズベリーは、前年の枝に実がなる
◎ブラックカランツの古い枝を剪定する
◎剪定を終えたソフトフルーツの株元を
コンポストや堆肥でマルチングする
◎カランツやグーズベリーのhardwood cuttingをする
◎ポット植えの果樹の植え付け
◎イチゴのランナーの植え付け
◎トマトやフレンチビーン、ラナビーンなどの最後の収穫をする
(グリーントマトは窓辺に置いておけば、赤く熟す。
または熟したリンゴやバナナのそばに置く)
◎ビートルートの最後の収穫をする
土を落としてから5cm残して茎を切り、冷暗所に保存する
(保存法:箱にコンポストを入れ、隙間を空けてビートルートを
並べて置き、またコンポストを入れ、・・・を箱がいっぱいになるまで繰り返す)
数ヶ月保存できる
◎引き続きジャガイモの収穫をする
(掘りあげたジャガイモは、乾かしてから紙に包むか
麻袋に入れて、冷暗所に保存する)
◎気に入った古い品種のビーンズやトマトの種取りをする
◎最後の収穫が終わったら、
刈り取ったプランツはコンポストボックスに入れて、
プロットをきれいに片付ける。
*豆類の地上部はコンポストに、根っこはそのまま残しておく
◎収穫の終わったプロットにgreen manure(緑肥)の種を蒔く
(winter rye 、forage peas、 field beans)
3〜4月に刈り取って、漉き込む
◎アスパラガスの葉を根元から刈り取る
◎ガーリックの植え付け
*セルに植えて、無加温の温室やコールドフレームに置いて、
芽が出てから外に植えつけてもよい
◎秋植え玉ねぎの子球の植え付け
('Senshu Yellow, Rader, Autumn Championなど)
◎引き続き、スプリングキャベツなどの苗を定植する
◎種まき
冬用レタス、サラダ用、サヤエンドウ(hardy pea)、ソラマメ、
シュンギク、コマツナ、キャベツ、カリフラワーなど
*寒い地方では、コールドフレームやクローシェで保護する
◎来年のビーンズのプロットの準備を始める
深い穴を掘って、野菜や果実の屑を埋める→冬中続ける→
春に土を被せる
*Bean trenchという、伝統的なやり方です。
◎冬用にハーブを収穫して乾燥させる
(ローズマリー、オレガノ、マジョラム、タイム、
コリアンダーの種など)
◎半耐寒性のハーブにはクローシェなどを被せるか、
ポットに植え替えて室内に取り込む
☆池の管理
◎落葉樹の落ち葉が池に落ちるのを防ぐために、ネットを張る
◎ネットの上の落ち葉を取り除く
◎枯れたマージナル・プランツが水中に沈まないように、
刈り取る
(水面の少し上の部分で切る)
◎池の周りのプランツの株分けをする(アスチルベ、torolliusなど)
◎カラーリリー(Zantedeschia)などはマルチングで保護する
◎ホテイアオイは引き上げて、泥を入れたポットに移し、
春まで温室などに保存する
◎魚の餌について
水温が10℃に下がったら、低タンパク質の餌に変える
(秋冬用の餌を買い求める)
水温が7度以下に下がったら、餌を与えるのを止める
◎もし、新しく池を作る予定なら、今の時期に準備を始めるとよい
☆Wild life
◎庭の片隅に落ち葉や丸太、石などを集めて積んで置くだけでも
ヘジホグ(ハリネズミ)やカエル、虫たちの冬眠場所になる
◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
バードテーブルを設置する
*冬に備えて高エネルギーの餌を用意する
ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、
フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラード、Mealworms など
◎バードテーブルやバードバスをいつも清潔に保つ
◎バードバスや水飲み場の水を毎日取り替える
◎ヘジホグ(ハリネズミ)も冬眠までに栄養補給が必要なので、
餌を準備する
その他
☆種のカタログを取り寄せる
☆ガーデン・ファニチャーを片付けるか、カバーを掛ける
*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、日本とは少し違ったところもあります。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい。
また、ご自分のお住まいの地域に合わせて、
庭仕事・畑仕事の時期をずらしてくださいね。)
from: lapisさん
2011年10月06日 17時33分49秒
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「Re:10月のケーキ」
するめさん
美味しそうな洋梨のタルトですね♪
私も洋梨のタルト、大好きです。
洋梨は、こちらでは1年中出回っていますが、
やはり美味しいのは晩夏から秋に掛けてのフレッシュなもの。
私もそろそろ焼こうかな、と思っていたところです。
あと、洋梨はコンポートにしたり、熟したのをサラダに加えたり、
いろいろ使えるのでいいですよね。
日本のナシは、生でみずみずしさとシャキシャキした歯ざわりを楽しみますが、
洋梨は、火を加えると美味しくなります。
『10月の庭仕事』に貼った洋梨の画像は、
確かウィズリーで、大きなアーチの通り道に両側から添わせてあって、
ちょっと面白いと思って撮ったと思います。
普通は自然樹形にするか、そうでなければ、この画像のように
斜め45度のコルドン仕立てにすることが多いようです。
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