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from: lapisさん
2012年01月10日 08時36分40秒
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1月の庭仕事
クリスマスやお正月にご馳走を食べすぎて、
少々体重が増えてしまった方も多いのではないでしょうか。
もうすぐ松の内も明けますので、そろそろ庭に出て、
活動を始める時期かもしれませんね。
冬の間にやっておくべき庭仕事もたくさんありますよ。
とは言うものの、雪深い地方では冬の間はガーデニングどころではないでしょうね。
でも、外でガーデニングができなくても、
室内ガーデニングや脳内ガーデニング(=アームチェア・ガーデニング)という手も
ありますよ〜♪
☆ アームチェア・ガーデニングの季節ですね
先月「タネのカタログを取り寄せて下さい」と書きましたが、
いかがでしょうか。
まだの方は、お急ぎを!
1・2月の庭仕事の余りできない間に、カタログを取り寄せたり、
ネットでカタログを見たりして、春からのプランを立てましょう。
忙しかった年末年始の後、のんびりとカタログを眺めて、
あれこれイメージするのも楽しいものです。
☆クリスマスツリーのリサイクル
シュレッダーにかけたwood-chip をマルチングに使う
*シュレッダーのない場合は、ガーデンセンターや自治体でも
リサイクル施設があるので利用するとよい
☆夏咲きのダリア、カンナ、ユリ、グラジオラスなどの
球根類の注文をする
春蒔きタネの注文を入れる
☆シュラブやバラの挿し木(hard cutting)は、今月中に!
*hard cutting(硬い枝の部分の挿し木)は成功率がやや低いので、
多めに作っておくこと!
ブデリア、ドッグウッド、タマリスク、ハニーサクル、レンギョウ、ポプラ、ホリー、
ウツギ類、スパイレア、ウエイジェラ、ウィロー、Caryopteris、 Escallonia 、Viburnum,、Abelia、 etc.
☆root cuttingも今の時期に
(オリエンタルポピー、フロックス、エリンジウム、アカンサス、バーバスカムなど)
*root cuttingについて質問のある場合はお尋ね下さい。
これも簡単ですので、ぜひトライして下さい。
☆ヘレボルスの古い葉を切り取る
(無茎種のものは、葉を切る事によって花茎が素直に伸びる)
葉を切った後は、根元をマルティングしておく
*病気が広がるのを防ぐために、使用後の剪定ばさみは必ず消毒しておくこと!
◎有茎種は、夜間フリースなどで防寒する
花茎が伸びるものには支柱を立てる
☆地面が凍結していなければ、引き続き土を耕して
コンポストを花壇や菜園に入れる。
水はけの悪い所にはグリット(砂利)を入れる
雨が続くようなら、シートでカバーをする。
☆アイビーやバージニア・クリーパーなどクライマーの剪定をし、形を整える
☆引き続き winter pruning(冬剪定)の時期です
少し暖かい日が続いている時に剪定をする
(2月末までに済ませる事!)
◎落葉樹の剪定
大きな木の場合は、tree surgeon(樹木医)に依頼する、
*ただし、桜の仲間は落葉前に、マグノリアは夏前に剪定
**モミジや白樺はクリスマスまでに済ませる
(樹液が流出するのを防ぐため)
◎dogwood や willow、buddleia、elder、ハニーサクルなどは根元で剪定
◎夏咲き(6月以降)のクレマティスの剪定
(C.orientalis、 C.texensis、C.viticella、 C.vitalbaや、
大きい花の咲く品種など)
一番下の芽のすぐ上で剪定する
◎ウィステリアの冬剪定
(ウィステリアは夏・冬と2回の剪定が必要)
すべての脇から伸びている枝を剪定する(3cm)
夏に切った枝は5cmの所まで剪定
◎常緑のシュラブや垣根の大きくなり過ぎたものは、
今の時期に強剪定しておくとよい
☆斑入りの花木のreversion(先祖がえり)した枝を剪定する
*落葉性のものは、春になって葉が出てきてから剪定する
☆新芽が出始める前に、グラス類やイカリソウの古い葉を刈り取る
(2月までに終えるようにしないと、新芽が出て来て
焦ることになるので、早めにやっておくことをお勧めします)
☆土が凍結したり水浸しになっていなければ、
引き続きbare root (地掘り苗木)のバラや樹木、シュラブを
植えつける
(11月〜2月まで)
☆小さい木やシュラブなど、移植したいものは冬の間に
☆堀り上げて貯蔵した球根類のチェックを忘れないように。
(腐ったりカビが生えたものを取り除く)
☆積雪のあと雪の重みで枝が折れるのを防ぐ工夫を!
(常緑樹やコニファー類)
☆樹木の支柱やツリーバンドが的確かどうかを点検する
☆雨や霜が続く時は、できるだけ芝生を踏まないようにして、
芝生用土(gritty loam-based compost)をドレッシングする
☆冬の間に芝刈り機や剪定ばさみなどの手入れをする
☆塀の塗り替え
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
時期については、お住まいの地域によって、調整をして下さい。
内容について質問のある場合は、どうぞお尋ね下さい。)
*Part 2に続きます。
明日続きを入れますので、書き込みは少しお待ち下さいね。
コメント: 全3件
from: lapisさん
2012年01月11日 02時07分17秒
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「Re:1月の庭仕事」
Part 2
☆キッチンガーデン
◎ジャガイモを栽培する予定の人は、今月中にタネイモを注文する
(メールオーダーほど種類は多くないが、ガーデンセンターでも購入できる)
*イギリスでは芽出しをしてから植えつけるので、
芽出しに日数が掛かるため、今月から準備を始めること!
(約6週間)
◎オニオン・セット(子球)やアスパラガス、アーティーチョークの注文をする
タネの注文をする
◎凍結していなければ、引き続き土を耕して、
コンポストや完熟堆肥を入れる
冬の間にこうしておくと、春にはいい土になっていますよ♪
*耕しながら多年草の雑草の根っこを取り除くようにする
◎春からのcrop rotationを考える(連作を避けるため)
◎引き続きリンゴやペアーなどの冬剪定をする
(交差している枝や込み合っている枝など)
*チェリーやプラムなどは病気が広がるので、
冬剪定はしないこと!
◎カランツやグーズベリーも剪定する
ブラックカランツの古い枝は四分の一を剪定する
(剪定した枝から良いものを選んで、挿し木に使うとよい)
◎秋生りラズベリーの剪定をする
すべての古い枝を根元から剪定
*秋生りラズベリー:'Autumn Bliss' 'September''Polka'など
*秋生りラズベリーは、春に出てくる枝に実がなる
夏生りラズベリーは、前年の枝に実がなる
◎果樹やcane fruits & bushes (ラズベリーやカランツなど)の植え付け
(2月末までに終える)
◎勢いがなくなったルバーブの大株は、
真ん中の古い部分を取り除き、周りの部分だけを、
深く耕してコンポストを入れた場所に植え換える
◎ルバーブにポットなどを被せて、forcingする
(新芽や茎を柔らかくするためと、収穫の時期を早めるため)
*もし、あなたが大のルバーブ好きならば、
forcing jarに投資するのもいいかもしれませんね。
ただの畑が、いきなりイングリッシュキッチンガーデンに早変わり
すること請け合い!?
◎もし、あなたが大の豆好きならば、
豆類を植える予定の畝を30〜45cmくらい掘ってトレンチを作り、
シュレッダーにかけた新聞紙や台所の野菜くずを入れ始めるとよい
秋〜冬の間に、入れては上から土をかけるのを繰り返しておくと、
豆を植えつける頃には、水もちの良い土が出来上がっていますよ♪
(伝統的な英国式豆用土の作り方です)
◎ブラシカ類(キャベツなど)を植える予定の場所に
石灰を撒く
◎暖地ではソラマメ、パースニップ、ニンジンなどの種蒔きを始める
(クローシェやトンネルなどを使用)
◎保存しているリンゴやペアなどをチェックして、
傷んでいるものを取り除く
☆Wildlife
◎そろそろブルーティットなどの鳥が巣作りの場所を
探し始める頃なので、新しい巣箱をかけるのに最適の時期ですよ♪
すでにかけてある巣箱はきれいに掃除をしておく
*巣箱をかける場所は、餌場とは離れた所を選ぶ
◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする
*残りもののパンを与える人が多いが、
パン屑はおなかが膨れるだけなので、
冬場は特にもっと栄養分の多いものを準備する
(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラードやスーィット、Mealworms など)
*鳥の種類によって好物が違うので、いろんな種類の餌を用意すると
いろんな鳥が来てくれますよ♪
木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
地面に置くバードフィーダーも忘れないように。
(既成のものでなくても、鉢の受け皿で十分です)
*イギリスの場合、庭にやって来る鳥たちは冬に野生の餌がとれなくなると
死んでしまう場合が多いのです。
2年続きの厳冬で、数の減少した鳥も多いようです。
夏には餌を与えない人も、冬場だけでも鳥の餌を準備するように
して下さい。
特に急な冷え込みが来たり、雪の降った翌日には餌がとれなくなるので、
庭に餌を撒くなどして頂ければ、うれしいです。
暗くて長い冬の間、鳥たちが庭にやって来てくれるのを見るだけで、
私たちは十分に大きなお返しを受ける事になるのですから♪
◎バードフィーダーやバードテーブルの定期的な掃除を忘れないように!
*不潔なバードフィーダーから、感染病が広がることも多いとのことです
*サルモネラやE.coliなどの人へ感染を防ぐためにも、
餌やりや掃除のあとには必ず手洗いを決行すること!!!
◎水の補給も忘れずに!
鳥を庭に呼びたいなら、
餌台の設置だけでなく水飲み場兼水浴び場を作ること!
常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
氷が張った朝は、水のみ場の氷を溶かすのをお忘れなく!
◎コンポストボックスの中味の上下を入れ替える時は、
冬眠しているハリネズミやカエルが入り込んでいることもあるので注意をする
毎月繰り返し鳥や小動物、虫たちのことを書いていますが、
彼らのヘルプ無しにはオーガニック・ガーデニングはできないのだと言うことを、
いつも心に留めておきたいものですね。
*追加を書き込むことがあるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、
日本とは少し違ったところもあります。
時期については、お住まいの地域によって、調整をして下さい。
内容について質問のある場合は、どうぞお尋ね下さい。)
from: するめさん
2012年01月11日 14時34分55秒
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「Re:Re:1月の庭仕事」
やらわさん
雉をみるとやっぱり食糧にみえるのですね。。。
このあたりといってももう少し山の中に入ったところですが、時々雉もイノシシも出ます。
ハンターが檻に入れた犬を軽トラに乗せてやってきますよ。
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やらわ、