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from: lapisさん
2011年02月08日 05時17分19秒
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2月の庭仕事
2月の庭仕事日本では、大雪の地方も多いと聞いていますが、皆さまの所ではいかがでしょうか。イギリスは寒さの中休みと言ったところで、わりと暖かい日が続いて
2月の庭仕事
日本では、大雪の地方も多いと聞いていますが、
皆さまの所ではいかがでしょうか。
イギリスは寒さの中休みと言ったところで、
わりと暖かい日が続いていますが、
油断は禁物!
厳しい寒さはいつ戻ってくるかわかりません。
でも、暦の上ではもう立春も過ぎてしまいました。
暗くてうっとうしい2月はまだじっと我慢の月ですが、
少しずつ日が長くなるのを感じる希望の月でもありますね。
スノードロップやクロッカスが顔を出し、
冷たい空気の中を蝋梅やマンサクの甘い香りが漂ってきます。
冬篭りの最後の月をのんびり楽しみながらも、
もう皆さまの心の中は、早く庭仕事がしたくて
うずうずしていらっしゃるのではないでしょうか。
寒い間にやっておく庭仕事もけっこうありますよ。
このところ、少々取り込んでおりまして、
この『庭仕事』も以前に書き込んだものと同じですが、
今週いっぱいで何とか目処が尽きそうですので、
来週にでも追加など入れるつもりです。
☆引き続き、アームチェア・ガーデニングの季節です。
「1・2月の庭仕事の余りできない間に、
カタログを取り寄せたり、ネット上でカタログを見たりして、
春からのプランを立てましょう。」
ということなのですが、冬の夜長のんびり紅茶やワインを
楽しみながら
カタログを眺めて春からの庭作りを考えるのもいいものですよ。
☆種の注文をして、窓辺や加熱プロパゲーターで、
種まきを始める
☆ダリア、カンナ、ユリ、グラジオラスなどの球根類や
種、苗などの注文をする
☆引き続き winter pruning(冬剪定)の時期です
少し暖かい日が続いている時に剪定をする(2月末までに済ませる事!)
dogwoods、 buddleia、 バラetc.
◎フロリバンダやハイブリッド・ティーのバラは
昨年伸びた部分を選定し、全体の形も整える
(傷んだ枝やクロスしている枝などを、全体の半分から三分の二くらいまで剪定)
◎花の終わったマホニア(ヒイラギナンテン)やウィンタージャスミンの枝
を剪定する
◎夏咲き(6月以降)のクレマティスは今月末までに剪定をする
一番下の芽のすぐ上で剪定する
(C.orientalis, C.texensis, C.viticella, C.vitalba,
大きい花の咲く品種など)
◎dogwood はできるだけ根元に近い所で剪定
こすることによって、新しい枝の成長を促し、枝の色も鮮やかにな
る
willow やスモークブッシュ(日本ではスモークツリー)なども
強剪定をするか、coppicedしたい時は、好みの高さのところで、
剪定のこぎりで切る
☆今月後半から3月にかけてグラス類や宿根草の古い茎や葉を取り除く
(新しい葉が出てくる前にしておく)
*株の根元でカエルが冬眠をしている事があるので、注意をすること!
(イギリスのカエルは土色をしているので見逃す事があるので、
気をつけて下さいね)
☆epimedium(イカリソウ)の古い葉をすべて刈り取る
☆アルカミラ・モリスの古い葉を刈り取って、株分けをして
植え付ける
☆ヘレボルスの有茎種は、夜間フリースなどで防寒する
花茎が伸びるものには支柱を立てる
☆引き続き、土を耕して、コンポストを花壇や菜園に入れる。
(早く種まきをする場所にはシートなどをかけておく)
*苔が生えていたり土が固い場合は、表面を少しフォークで耕しておくと
空気の流通や水はけなどが随分違います。
*耕すのが体力的に大変な人は、冬の間にコンポストを上に広げておく
だけでも随分違いますよ。
☆bare root のバラや樹木・シュラブの植えつけは、
今月中に終わらせる
☆引き続き小さい木やシュラブなど、移植したいものは今が適時
☆新しく植えた木の支柱がしっかりしているかどうか確認する
☆ユリの植え付けはまだ間に合うのですぐに植える
☆密集しているスノードロップの株分けをして、すぐに植え付ける
☆春咲き球根の芽が出かけているものの回りに、肥料をばら撒く
☆堀上げて貯蔵した球根類のチェックを忘れないように。
(腐ったりカビが生えたものを取り除く)
☆温室のある人は、夏花壇用の花の種まきを始める
(スィートピーなど)
☆暖かい日には温室の空気の入れ替を忘れずに!
☆ハウスプランツの植え替え
☆積雪のあと雪の重みで枝が折れるのを防ぐ工夫を!
(常緑樹やコニファー類)
☆春の気配と共にS&Sが活動を始めるので、
コパーリングをデルフィニウムなどの株の周りに置いて、
早めに被害の予防をする
☆キッチンガーデン
◎引き続き、土を耕して、コンポストや完熟堆肥を入れる
冬の間にこうしておくと、春にはいい土になっていますよ〜♪
◎耕した後ビニールシートなどを掛けておく
(こうして準備をしておけば、気温が上がればすぐに
ソラマメ、ニンジン、パースニップ、ハーディ・ピー、
などの種蒔きができる)
◎果樹やストロベリーの根元に肥料(potashカリウム)を
ばらまいて、軽く漉き込み、コンポストでマルチングをしておく
*potashの量は、箱の表示に従う
◎春からのcrop rotationを考える(連作障害を避けるため)
◎ジャガイモの芽出しの準備をする
(芽出しをするのに日数が掛かるので、
今から準備をして春に植える。)
*明るくて凍らない場所を選ぶ
*3〜4芽くらいがよい
*芽出しをするのに紙製の卵ケースがぴったりなので、
集めておくとよい
◎果樹やcane fruits & bushes (ラズベリーなど)の
地掘り苗木の植え付け
(今月末までに終える)
◎今月中にリンゴやペアなどの冬剪定を終える
(交差している枝や込み合っている枝など)
*チェリーやプラムなどは病気が広がるので、
冬剪定はしないこと!
◎秋生りラズベリーの剪定をする
すべての古い枝を根元から剪定
*秋生りラズベリー:'Autumn Bliss' 'September''Polka'など
*秋生りラズベリーは、春に出てくる枝に実がなる
夏生りラズベリーは、前年の枝に実がなる
◎カランツやグーズベリーも剪定する
ブラックカランツの古い枝は四分の一を剪定する
グーズベリーも込み合った枝などを取り除く
(剪定した枝から良いものを選んで、挿し木に使う)
◎ブラックベリーやローガンベリーの昨年延びた枝を
ワイヤーに結わえる
◎アスパラガスを植える場所の準備
◎アスパラガス、オニオン子球、イェルサレム・アーティーチョー
クの植え付け
◎ルバーブの株にテラコッタのポットなどをかぶせる
(こちらでは専用のテラコッタのポットforcing jarを使うが、
かなり高価なので、バケツやテラコッタのポットの底穴を塞いだも
ので代用できる)
こうしておくと、春に柔らかいルバーブが収穫できる
◎大きくなったルバーブの株分けをする
新しく植える時は、今の時期ガーデンセンターで売られている
ポット植えや袋入りの根を買って植えつける
◎温室がある場合は、春キャベツ、カリフラワー、セロリー、セル
リアック、
オニオン、リーク、サラダ用レタスなどの種蒔きをする
☆Wildlife
◎樹木やシュラブにバードフィーダーを吊るしたり、
バードテーブルを置いて、餌が途切れないようにする
*残りもののパンを与える人が多いが、
パン屑はおなかが膨れるだけなので、冬場は特にもっと栄養分の多いものを
準備する
(ヒマワリなどの種、グレイン、ナッツ類、フルーツ&ベリー、
ドライフルーツ、ベーコン、固くなったチーズ、キャットフード、
フルーツケーキやビスケットなどの残り、ラード、Mealworms などなど)
*鳥の種類によって好物が違うので、いろんな種類の餌を用意する方がよい。
木の上で餌をとる鳥もいれば、地面で餌をとる鳥もいるので、
地面に置くバードフィーダーも忘れないように。
(既成のものでなくても、鉢の受け皿などで十分です)
*イギリスの場合、鳥たちは冬場に餌がとれなくて死んでしまう場合が多いのです。
種類によっては、非常に数の減っている鳥たちもいます。
夏に餌を与えない人も、冬場だけでも鳥の餌を準備するようにしてください。
特に急な冷え込みが来たり、雪の降った翌日には餌がとれなくなるので、
そんな朝は庭に餌を撒くなどして頂ければ、うれしいです。
◎水の補給も忘れずに!
鳥を庭に呼びたいなら、餌台の設置だけでなく、水飲み場兼水浴び場を作ること!
常に水浴び場をきれいにして、新しい水に取り替える
氷が張った朝は、水のみ場の氷を溶かすのをお忘れなく!
◎池に魚を飼っている場合は、氷の張らない場所を一箇所キープしておくこと
(pond heater の設置その他)
小さい池の場合はお湯で氷を溶かす
*冬眠中のカタツムリなどを集める
今の時期に落ち葉の下や空のポットの下で冬眠中のS&Sの退治をしておくと良い
*追加など書き込む可能性があるので、時々見直してくださいね
(これはイギリス基準に書いていますので、日本とは少し違ったところもあります。
時期については、お住まいの地域によって、調整をして下さい。
内容について質問のある場合はどうぞお尋ね下さい)