人間とは
１５０年も前に云われたこと、それは「人間は信念の表現」であるということです。どんな人間も欲しいものを手にいれているのです。ただそれが本人にとって正しく把握されているかいないかで受け取り方が違ってきます。どんな苦労をしても金持ちになりたいというのが信念なら本人は「自分は苦労しつつある」と認識しながらコツコツと財産を築き金持ちになります。純粋な信念が基本ですのでここは押さえてください。また「楽をして金をもうけたい」というのがホントの信念の人は、少なくとも「自分は苦労していない」と認識しながら工夫に工夫をかさね、財産を築きます。他人からみれば「苦労をしている」かも知れないのですが、「本人」は楽をしたつもりでいます。「金儲けしたいな」と思う人はこの願望をもち続け「金持ちになりたい」という願望を最後に手にしています。いずれも人間は本人が欲しいと思うものを手に入れています。「イヤ、それは違う」というのならそれは本当の信念ではなかったことになります。本当の信念ならそれ以外のことをするはずがないではありませんか。それ以外のことをするのなら「それ」こそ本当の信念です。本当の信念を突き止めるのは本人でさえなかなか難しいのです。人間の行動こそが「本当」なのです。