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  • from: なまずかっぱがまさん

    2007年03月20日 00時14分05秒

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    寅さんの相対論

    寅さん流相対論
    寅さんは気の向くまま自由自在に生きたように見える人でした。が、実際はただそのような生き方なので周りを絶えず伺い自分の行動を時々確認する必要がありました。相対性も何か似ています。各人は自由なのですが、じぶんの今の状況を知るには相手を確認することが必要なのです。自分と相手との関係はどうかということです。「お互いに」近づきつつあるとか、「お互いに」離れつつあるとかが確認できるだけです。空間そのものが背景になってくれないのです。相手を背景にすることしか出来ません。相手という鏡にしか自分の姿は映らないのです。相対論が出来るまでは空間が背景になるので相手がいなくても自分の状況は目をつぶっていても確認できると思われていたのです。例えばスポ-ツカ-で発進するときは体がシ-トに押し付けられるので目をつぶっていても「自分は今加速しているな」ということがわかるのです。
    ところがよく観察すると地球重力場でも同じことが起こるのです。シ-トに体を固定したまま車を地表面にたいして垂直に立てると「今加速を続けている」と思うでしょう。こうなると最初のアクセルをふかしての加速は本当に加速したのか?という疑問が出るのです。もしかしたら車の後ろに地球とは別の大きな星があってその重力によって体が引かれ、その結果体がシ-トに押し付けられたのかもしれないという解釈がでてきます。つまり重力場は加速度系を相対的なものに決め付けたのです。加速度系に対してさえも空間は背景になってくれませんでした。加速度系も相手を鏡として自分の状況を確認するしかないのです。相手がいないと自分のことは決められないのです。男も女も自分が男であるとか女であるとかは反対の性があるからきまるのです。どちらか片方だけなら意味を成さないのです。重力場の存在こそ一般相対論の発見の糸口だったのです。ニュ-トンは落ちるリンゴを見ました。アインシュタイン博士はリンゴの落ちる空間を見たのです。

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