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  • from: なまずかっぱがまさん

    2007年07月15日 13時59分43秒

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    果たして動いたのだろうか

    釣り糸とつり革
    この2つの共通点は何でしょうか。それは2つとも「お互いに近くなるようにする」ことです。どちらが動いたかは問題になりません。釣り糸では魚と人間の距離を詰めるのです。つり革は発進する電車の中で、電車の車体の、ある位置から体が遠くになるのをつり革で支えて体の方を元の位置に近づけるのです。そしてこの時どちらが動いたかは確認できないとするのが相対論です。なぜなら「地球などの重力場ではあらゆる運動の代表である加速度運動を作り出せる」ので、どこか別の場所で加速度運動であると思われるものも「それは見えない重力場の効果かもしれない」とすることができるからです。ブラックホ-ルは見えない重力場の1つです。どれが加速度運動なのか決められないのです。こうして、「確実にいえるのはお互いに近くなった」などという相対的な事実のみが意味を成すと言うことです。このようにして一般相対論は誕生しました。重力場は相対論の揺り籠だったのです。

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