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from: なまずかっぱがまさん
2007年11月05日 03時58分45秒
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ウィリアムテルと相対論
ウィリアムテルの相対論
オペラでも有名なウィリアムテルに登場願います。彼の放った矢は少し変わっていて、時間がたつにつれて速度が増大します。加速矢です。それが無重力空間にふわふわと浮いていたリンゴに命中し、貫通します。これだけを見るとなにか一方的に矢がリンゴに向かっていったと思われますが、物理学的には実はリンゴも全く同様に、矢に向かって加速していた事になるのです。なぜかと言いますと、地球などの真の重力場で地上に上に向けて矢を立てておき、それに向かってリンゴを静かに落とすと、リンゴが矢に突き刺さり、貫通します。これは宇宙空間での出来事と同じで、両者を区別することが出来ません。こうなると「動いたのはどちらか」ということになりとうとう『矢とリンゴはお互いに歩み寄り出会った』とするしかなくなるのです。矢の加速の絶対性はこうして崩壊しました。動いたのは「矢」なのか「リンゴ」なのかの区別をつけられなくなりました。つまりウィリアムテルの矢とリンゴはどちらかの「一方的な接近」ではなく両方とも同条件の「相対的な接近」を見せたことになります。加速系においてもこうして相対性が確認されるのです。この重力場の存在により矢は宇宙全体像に対する加速運動は確認できないことになり「矢はリンゴに対して○○加速度運動をしている」という証言が得られるのです。片道切符ではなく半路程キップを双方が買うのです。こうして「加速系の相対性を基盤とする一般相対論」の基盤が固まりました。-
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