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創造目的学会

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from: from POCS MLさん

2007年02月17日 06時31分53秒

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進化学

去年1年かけて岩波進化学シリーズ1)マクロ進化と全生物の系統分類2)遺伝子とゲノムの進化3)化学進化・細胞進化4)発生と進化5)進化学の方法と歴史を購

去年1年かけて岩波進化学シリーズ
1) マクロ進化と全生物の系統分類
2) 遺伝子とゲノムの進化
3) 化学進化・細胞進化
4) 発生と進化
5) 進化学の方法と歴史
を購入しました。

http://books.yahoo.co.jp/book_search/series?series=%A5%B7%A5%EA%A1%BC%A5%BA%BF%CA%B2%BD%B3%D8

現代進化学の現状での最良の教科書であると思われるものなので、研究しようと思っています。

1) マクロ進化と全生物の系統分類
3) 化学進化・細胞進化
は最近中古で安く手に入れたばかりなのでまだ読んでません。
私は進化学の方法と歴史を読んだだけで後はまだ読んでません。
いっぺんには読めませんので進化論の最新の状況を把握したい方にはお貸しします。

創造論の方の進化論の情報は古いとよく言われます。
ある意味我々にとっては良くも悪くも、衝撃を受ける場合やあるいは新創造論に結び付く新たな発想に役立つ場合も、いろいろあるかも知れませんが、現実を理解した上でこれを突破する発想が必要と思います。


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from: from POCS MLさん

2007年02月21日 06時44分13秒

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「オオシモフリエダシャク」

オオシモフリエダシャクという蛾は、進化論の議論の的として非常に有名ですが、

「フィンチの嘴」という本の中で
http://books.yahoo.co.jp/book_detail/30893722

語られているオオシモフリエダシャクの話は、新しい観点を与えてくれました。


どういうことかと言いますと、蛾が白かったか黒かったかという議論をせずとも、
そして、黒くすすけた木にとまっている白い蛾は黒い蛾より鳥に狙われやすいことを当然のこととして認めたとしても、

相対的授受相関対応説によって、

蛾の羽の色が変わったのは、木が煙突の煙で黒くすすけたことによって、(あるいは大気が汚染されたことによって)
蛾と木や空気との相対的関係によって、羽の色の白黒を決定する「遺伝子配列のスイッチ」が黒に変わったからだ、
と理解することができます。

蛾の羽の色は、環境との相対的関係によって、黒になったり白になったりするのです。


以下、「フィンチの嘴」より引用いたします。

「マンチェスターに住むR・S・イードルストンというチョウやガの収集家が、一八四八年に、オオシモフリエダシャクというガの風変わりな個体を採集した。このガは普通、白地に細かい黒の線と斑点をちりばめた模様をしている,しかし、イードルストンの採集した個体は、石炭のように黒かった。」

「一八六〇年にチェシャー、一八六一年にヨークシャー、一八七〇年にウェストモーランド、一八七八年にスタフォードシャー、一八九七年にはロンドンで見つかっている。最初に発見されて以来、この黒色型のガはそれぞれの場所で多く見られるようになり、ついには白色型が逆に稀少になってしまった。」

「この黒色型のガは、産業革命の煤で空気が汚れている地域では、どこでも他のガを圧倒した。」

「今世紀の中ごろにはロンドン郊外のブロムリーで九割、ケント州のメイドストーンでは七割までが黒色型になっていた。」

「黒色型と白色型の違いは、たった一つの遺伝子によってもたらされる。」

「しかし、二〇世紀の中ごろに、イギリスで強力な大気汚染防止法が制定された。都市の空気はしだいにきれいになり、周辺の樹皮も煤で汚れなくなった。」

「西ヨーロッパの各国で環境行政が行き届くにつれて、白色型のガが盛り返してきた。」

「現在、イギリスではどの地域でも黒色型は急激に減少している。また、テントウムシなど他のいろいろな昆虫の黒色個体も減っている。進化の方向が逆転したのである。」

「この割合でいけば、オオシモフリエダシャクの黒色型は、二〇一〇年までには産業革命以前と同じくらいの少なさになるだろう。」


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