めざせSGレーサー第16話

トップ争いはバックストレッチ2艇並走で駆け抜けていた。
1周2マーク3号艇一輝は先マイ、1号艇は差しに構えた。
2マークを先に回った3号艇、差して来た1号艇。
ホームストレッチ一瞬1号艇が3号艇に並んだが、伸び足がついた3号艇が直線一艇身半差を開いた。
一輝は「やったー！ペラ微調整が当たったんだ」2周1マークを先マイ。
一輝はそのままゴールした、そして2着は1号艇だった
ピットに帰ると先輩達に祝福された。
「凄いじゃないか！デビュー2戦目で優出なんて！」「畑岡！お前の乗り方俺に教えろよ！」と先輩達から祝福された。
そこへ拜郷がやって来た「一輝おめでとう！やったな」「俺も優出するから明日は勝負だ！」と、爽やかに笑った。
拜郷はボートを展示ピットに移す時に考えていた。
「明日の一輝との勝負の前に今日の今鷹さんだ！」「インは絶対今鷹さんだろうから2コースからどう攻める」。
そして二つ目の準優勝戦が終わり、三つ目の準優勝戦第12レースとなった。
本番レース、全艇ピットから勢いよく飛び出して来た。
2マーク付近で待機行動をしていた。
全艇進入ポジションが固まり枠なり3対3、大時計の12秒針が回り始めて全艇轟音を上げてスタートラインを通過して行った。
1号艇今鷹がスタートに遅れた、2号艇拜郷がそのままマクって行った。
そして1号艇今鷹が遅れながらも1マークに飛び込んで行った。
1号艇今鷹は小回りして3番手をキープしていた。
マクった2号艇拜郷と2番手の差は3艇身、2番手と3番手の差は1艇身。
逃げる2号艇、追う4号艇と1号艇。
1周2マーク2号艇が先マイ、続く4号艇と1号艇。
半艇身前にいるのは4号艇、1周2マークが近づくと1号艇今鷹はいったん引いて差しに構えた。