めざせSGレーサー第２７話

２周２マークを回って３番手４号艇野原、４番手３号艇今鷹。
まもなくゴール。
優勝は２号艇佐賀の渡瀬伸之介、２着は佐賀の畑岡一輝、３着は大阪の野原和男以上です。
渡瀬は10年ぶり２回目のG1優勝です。
ピットに引き上げた選手達は、一輝が笑顔で「渡瀬さんおめでとうございます」と渡瀬の元に駆け付けた。
渡瀬が「一輝すまんな！１周１マークせっかく野原さんを押さえながら、お前がトップで回っていたのに俺が差して！」一輝は「何言ってんですか！絶好の差し場が出来れば師弟も先輩後輩もないですよ！」と言った。
そこえ野原がやって来た。
「渡瀬君G1優勝おめでたう！　昨日の準優の勢いのまま今日は優勝しようと思ってスタート決めてマクろうと思ったが、小僧にブロックされたわい！」一輝「・・・」野原は「小僧、良いブロックだったぞ！あれじゃワシはどうする事も出来んかったからな！」「しかし渡瀬君良い所を差したなぁ！」一輝が「渡瀬さん差し抜けましたもんね！」野原が「ああ、あれはモーターも吹いとったぞ！」一輝が「そうっスよ！いくら俺が追っかけても掴まらなかったですもん！」野原が「おお、そう言えばお前達師弟でワンツーフィニッシュじゃないか！　師弟で優勝戦をワンツーフィニッシュ、しかもG1の優勝戦師匠としてこんなに嬉しい事はないわい！」そこえ優勝戦を走り終えたメンバーが集まって「渡瀬さん優勝おめでとうございます！」と祝福をした。
そして選手達は帰路についた。