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相場観「日経225」・・・今後の相場をどうみる

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  • from: ドリカズさん

    2007年05月20日 17時39分46秒

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    【今週の相場観】5月21日〜

    【先週の結果】
    17790〜17330円 値幅 460円

    想定レンジ
    18100円〜17600円

    想定レンジを下に抜けた展開でした。
    月曜日は米国の反転を受け上値トライのスタートでしたが、17800円タッチ出来ず上ヒゲを引いた終わり方で逆に下値模索に向かう週となりました。
    決算相場のかたちで、現物株は、買われるものと、売られるものが両極端の展開です。アナリスト予想に届かないものはストップ安までうりこまれていました。
    1-3月GDPも予想を少し下回る結果、特に設備投資のマイナス、また、その前発表された機会受注も大幅に予想を下回ってしまいました。
    日銀金融政策決定会合や、GDP発表と比較的大きなイベント通過で出遅れ修正の動きに変わる想定にはなりませんでした。
    金曜日は121円台の円安に触れましたが反応なく、逆に大きく売り込まれました。中国関連の要人の上海株バブル発言に対する警戒も一部に言われていました。結果はアジアは下げはしましたが大幅ではなかったでした。
    日本以外、米国中心に世界は順調な上昇軌道の週でした。

    【今週の相場観】
    想定レンジ
    17800円〜17150円

    今週はメガバンクの決算発表以外に大きな材料はなさそうです。
    25日(金)に消費者物価がありますが、一喜一憂の材料にはなりそうにありません。
    福井総裁の発言で当面の物価指標が弱い指標が出ようが利上げ姿勢変わらずの内容から比較的早期の利上げが視野に入ってきた感じです。
    今週は下値模索の展開を想定しています。
    決算も終盤戦、主要銀行の決算で銀行株がどちらに動くかで相場の流れが変わりそうです。
    日経225以上にTOPIXの軟調(もちろん新興市場はかなりひどい)が目だっています。やはり銀行株が主因と思われます。TOPIXが勢いを回復しない限り225の一人旅とはいかないところでしょう。その意味でも銀行株が重要に思います。
    週によって流れが一変することもあるので、先週のイベントと週末のG8財相会議通過で今週から仕切りなおし、月曜から上昇というシナリオもありますが、やはり金曜日の動きから、下値が十分ではないような気がします。一目均衡の雲のの中まで下げましたが、雲の下限までは確認できたような気がしていません。反転にしては出来高も少なかった感じです。
    月曜日以外で反転するきっかけもイベント的にはなく相変わらずBOXレンジの展開が継続しそうな感じです。

    テクニカル面で見ると、17100円〜17150円が今回の上昇トレンド(昨年6月14日を基点とする)の下値支持ラインになります。イベントなくても、このラインを確認し反転するようだと短期上昇トレンドに入っていけそうです。そのラインまで下げなかった場合はやはりBOX展開が続くのではないでしょうか。

    もう一つは円安です。今までは、円安を好感して僅かな変動でも買い優勢でしたが、120円を超えてからは逆に売り材料化されているような気がします。外国資本が円安でドルベースで目張り感があり資金の引き上げ不安の可能性さえ囁かれています。
    もしBOX相場が続いていくとしたら、当面円安の状況(円安の底)を見極めるまでは新規資金が入りにくいと思われます。日本株だけが世界市場と別な動きになっている一番の要因は世界で一番弱い通貨「円」日本に投資しても円安進行中は資産目減りが続くリスクがあるということでしょうか。
    そうすると、日銀の利上げがいつあるかが外国の注目になってくるのでしょう。6月のG8サミット、日銀金融政策決定会合あたりは転機になる可能性があります。6月はメジャーSQ月でもあります。
    今週は225予想PERも2006年予想から2007年予想値に切り替わると思います。直近では予想数値で18.76、EPS(一株利益)に置き換えると927円まできています。
    いまのところEPSは想定を若干上回っています。

    その他、裁定買残も依然積み上がらないまま。オプションもあまり大きな偏りはなさそうです。昨年5月暴落時には5月SQ日以降に急速にプットが膨らみ行使価格帯50000枚を超え、ピークには3価格帯に渡って50000枚を超えました、6月のSQまで続きました。通常は多くて30000枚台です。
    直近ではプット・コールとも30000台が上限で大きな変動・偏りはありません。今のところ、大きく変動する予兆は見られていません。よってトレンドラインを大きく割り込む下値不安は少ないと想定します。

    【今週の予定】
    21日(月)4月日本製半導体製造装置BBレシオ
          4月全国コンビニ売上
    22日(火)4月日銀金融政策決定会合議事要旨
          4月全国スパー売上
         <米>米中戦略経済対話
    23日(水)3月全産業活動指数
    24日(木)4月貿易収支
         <米>4月耐久財受注、新築住宅販売
         <欧州>ECB理事会
    25日(金)5月権利付き最終売買日
          4月全国消費者物価指数
         <米>中古住宅販売
      
           主要銀行決算発表







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