雪もなく　真の希望は　どこにある

暖冬も　痛んだ心に　雪を待つ

・・・
今回は心理描写にこだわりました。

「Re:Re:はじめまして」

さらに詩です。
　
　題名：　自分にとっての雪

　
　色の無い平らな空間が
　確かにこの体の内側に広がっている
　白ではない
　だが闇でもない
　ただ　透明な平野に立っている
　
　感情は寂しいということと
　そのことだけに対する満足

　足元はひどく平らで
　四方と上に果てしない
　重力すらないが
　踏むことは出来る
　平野はガラスで出来ているのだ
　決して自分を写しはしない
　余りにうつろな摩擦が
　極めてひっそりと体を前へ

　つまり何も無い
　それは僕が常軌を逸する瞬間に
　身のうちにはっきりと視る世界で
　無為、無意、無機質という事が
　視覚として迫ったものだ

　そして一つだけ音が鳴る
　そんな時にはとても薄く
　世界に雪が敷き詰めてある
　ほんの数個の結晶が集まっている
　それを踏み潰す音が鳴る

　われて、崩れて、凝縮する
　一瞬だけ　間違いなく
　足の裏に感知される
　儚く　切り裂くように甲高い
　ぎし　という音

　それが僕の雪だ

「Re:はじめまして」

　俳句です

　冬の日に　ひえたベンチで　待つ来な雪

書き込みが増え、うれしいです。
もっと多くの人にメンバーになってもらいたいですね。

１月２０日、２１日と長岡市山古志地区で「越後雪かき道場」を開催しました。山古志の雪かき名人から、雪かきの極意を学びました。

◆新潟日報　>> 「雪かきの極意、都会人に伝授」
http://www.niigata-nippo.co.jp/pref/index.asp?cateNo=2&newsNo=230468

○　山古志に　行かねばできぬ　雪下ろし
○　屋根の上　青空の下　雪下ろし
○　冴えわたる　達人の技　師範代

　どうも。
　はじめまして。
　勝手に登録させていただきました。
　
　某大学の学生と言えば、心当たりのある方もおられるかと思います。
　ぼちぼちと俳句、詩の投稿をしていこうと思います。
　よろしくお願いします。
　

「Re:冬休み明け」
> 真冬日を　弾く顔の　通学路
> 温暖化　たまの寒さが　身にしみる
> 雲間ぬう　弱き冬陽を　愛おしむ　

・真冬日を　弾く笑顔の　通学路

　「笑」が、抜け、笑えないミスでした。
新作も、一句。

　息白き　ばん馬己の　使命知る

真冬日を　弾く顔の　通学路
温暖化　たまの寒さが　身にしみる
雲間ぬう　弱き冬陽を　愛おしむ　

「Re:詩です」
　　　雪はきっと晴れるから
　　　　　　　　　　　　　神戸忠雄

　目の前に拡がる白闇は
　我々の意を
　遮っていると知らずに
　未だ吹雪を飛ばしてくる

　歩きたい
　ただそれだけなのに
　許されない　許してもらえない

　いつまで続くのか
　白闇の吹雪が止むことは
　もう　あり得ないのか

　あるはずの路をたどることもままならず
　一筋の迷路となってしまう

　ただ今は
　雪が晴れる日が来るのだと
　信じるだけだ

　きっと来る
　だから
　さあ行こう
　雪はきっと晴れるから

雪原に　雪の足跡　果てしなく

新春に元N潟大学のK林先生（現N潟電機）から、賀状を頂ました。
素敵な句が添えられているので、ご紹介させていただきます。
（ご本人様には了解を頂きました。）

・雪が降る　まわりの音を　消しながら
・風を切り　曲った氷柱　陽に光る
・豪雪の　地にはなかなか　春遠し
・雪国の　盆梅の蕾　うす緑
・残りたる　雪を汚して　黄砂かな
・つぎの山　次の山へと　まだら雪