皆様、あんにょんはしむにか〜？　ご無沙汰しておりました。
このところ、日夜問わず多忙な日々をすごしておりました。

さて雑記の続きを。

皆さんは、ソウルの上鳳バスターミナルを利用されたことがありますか？
市内東のはずれに位置する市外バスターミナルで、春川・束草や京畿道東北部などの地方へ行くときに便利です。

＜アクセス＞
ソウル地下鉄７号線「上鳳(サンボン)駅」下車。
２番出口から徒歩５分。

上記アクセスは、主にガイドブックや旅行サイトに記載されている行き方。

しかし！　今は国鉄中央(電鉄)線の忘憂(マンウ)駅からのほうが断然近い！！
忘憂駅は、２００５年の暮れに新規開業した駅で通勤用に利用されている駅です。何回か利用していますが、新しくて奇麗な駅ですよ♪

ぼちぼち開業して１年半も経つのですから、ガイドブック編集者や旅行サイト運営者は、
上鳳バスターミナルと忘憂駅との関係に気付いて欲しいものです・・・。
(自分じゃ乗らないから、気が付かないんだと思う)

ところが、そんな上鳳バスターミナルに去年１２月にある衝撃が！

<2006.12.13>　上鳳バスターミナルが廃止へ
運営事業者の事業免許権廃止申請を不許可にしたソウル市の処分を裁判所が取り消し、
ターミナルが廃止へ。 〜ソウルナビのお知らせより抜粋

この記事は、朝鮮日報など、多くのメディアに報道されました。
今では時間も経ち、関連記事をネットで拾って読むことが難しくなってしまいましたが、私のうろ覚えによれば、

１９８１年、ソウル東部地域に住む住民のためターミナル会社を設立、開業！
１９８５年に上鳳バスターミナルを華々しく運営開始　・・したはずが、

１９８８年の東ソウルバスターミナル開業、
規模増大により客足は東バスターミナルへと向き、

経営はたちまちじり貧へ。。。。

赤字経営が続き、このまま負債は雪だるまのように膨らむ一方。
そこで運営会社は上鳳バスターミナルの閉鎖申請をソウル市に提出。

ところが、ソウル市側の答えは　｢Ｎо！｣

市民の大事な交通の拠点を閉鎖するなんて、絶対に許しませんから！というのが理由とか。

で、裁判に持ち込み、裁判所が判決を出したのが上記の通り。

株式会社って儲けてなんぼの世界ですからね。。。慈善事業じゃありませんからね。。。
でも考えてみれば、日本でも赤字垂れ流しの地方のバス・電鉄会社って多いですよね。
地域住民の生活のためとはいえ、難しい問題です。
(そもそもＡＭIＧＯで語る話題にはふさわしくないかもしれませんので、この辺で止めときますよ〜。)

で、じゃあ上鳳バスターミナルはもう閉鎖されたのか？という疑問にぶち当たる。
ソウル市にメールで問い合わせしても良かったんですが、実際にこの目で確かめてみたいのが私の信条なのです。

その結果、いつもと変わらずバスターミナルは運営されておりました。
( あー良かったぁ〜　←本音 )
　
　↓　　　(訪問日2007.05.28)