国際分業の立場から、日本にとって国際的な価格競争で圧倒的に負けるものは、撤退を考えることも大切です。

　日本では、石油はほんの少ししか見込みはありませんが、石油は産業・日常生活にとって欠かせません。しかし、石油は国の骨幹を揺るがせるものでも、誰も国内での石油開発に取り組むことはいないでしょう。
　同様に、世界的に産業に適した地域で生産を促し、国際貿易で得意分野を交換し合うのが必要と思います。

　コメも、日本人の好むコメは海外でできるものであれば、それでいいですし、逆に海外で日本米を作る農家が出てもいいと思います。

　日本人は、日本の米、国産・和牛が好きですし、これらは今の世界では供給しにくいものです。最近は、日本米が世界でも作られつつありますが。

　それよりも、ＴＰＰでは様々なものがあげられていて、農産物以外で重要なものが、産業や商業、特許権などや人の移動など、様々なものが取り扱われていることに注意すべきです。