幕末の下級武士の生活は、庶民以上に大変な生活をしていた家庭も少なくなかったと思います。中には貧乏人の子沢さんでありながも生きています。竜馬や秋山好古・真之は中でも特殊な部類に入るかもしれませんが、そのたくましさに圧倒されます。
　現在を見ますと、若者にとって実態は当時と全く異なるステージで大変な時代になっているのではないかと思います。新入社員を見ても英会話は一応できるし、パソコン・自動車免許のほか何らかの特技・資格を持つものが多くいます。
　表面的にはＧＤＰ世界第二位の大国ですが、経済・技術の発展、グローバル化に耐える力を持っていないと生きていくのが難しい世の中になったなあと思っています。（遊んで暮らせる世の中でなくて）
　政府も若者もその点を理解してこれからの政策なり生き方を考えてもらいたいものです。
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　一時、ゆとり教育が声高に叫ばれましたが、私は疑問を持っていました。ゆとり教育のためには、教育方法・テクニック、教科書・教材を改善して、短い時間でも高度で高能率な教育ができるよう考えて実現すべきだと思っていましたが、実際には教科書を薄くして、内容を省き、単に時間短縮を図っただけでした。
　古武道の本に「動物園で浅いプールで育てられたオットセイやアシカを深いプールに放り込むと溺れてしまう」という話が書いてありました。本来深い海で魚と競争しながら生きていく泳ぎのプロが（泳ぐ素質の備わっているものが）、子供のころから安楽な生活にならされると本来の素質が失われてしまうようです。ゆとり教育には、そのような恐ろしさを感じていました。
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　先進国では、黒板の代わりに電子黒板の導入が進んでいます。（パソコンやネットブック・スマートフォンの画面を黒板大にし、教育用にしたようなもの）。低開発国向けの教育援助でも、教科書に電子教科書（電子ブック）の採用も出てきました。こちらは教科書の制作の効率化と費用など考えてのことですが。韓国も教科書は電子教科書の採用を行うそうです。
　教育現場もこのような先進教材を取り入れ、高効率・高度な教育方法を考えるべきでしょう。ただ、紙と鉛筆も漢字の練習や芸術などでは欠かせませんので、なくすことはできませんが。