今朝の日経新聞１面トップに「法人減税５％／個人増税５，５００憶円」。
　５％もケチくさいが、５５００億円の出し方もあちこち取りつくろっての捻出は情けない。
　個人の財布でいえば、１７万円（行政の見直しで17兆円）ぐらいは都合がつくと言っておきながら、５５００円足りないとなると小銭入れから机の引き出し、息子の小遣いまで小銭をかき集めて間に合わせようとするようなもの。しかも借金は４４万円（４４兆円）を予定している。
　何がどうなっているのかよくわかりません。

　同じ１面に「内閣府の試算によると、現在90歳代の年金などの受取額は現役時代の負担を1471万円上回る。これから生まれる人は負担の方が7283万円も多い」とあります。
　子供手当、高校無償化で合計数百万円もらえても、社会人になってそれだけの負担があります。
　うまく希望の正社員にありつけてもそうでなかった者たちの面倒まで見ながらとなるとしんどい話です。

　朝三暮四が朝四暮三になって納得するより、政府・国民は現実をよく見て朝三暮三、もしくはそれ以下でも我慢して将来へ向けた政策を考えないといけないのではないかと思います。