一週間ほど前、いつものデパ地下で、三陸沖の被害を考えいつもより大袋の"生ワカメ"を買いました。ここのワカメは日持ちがするので有難いのですが、いつもは中程度のものを買っています。
　昨日、行ったところワカメがありません。売り場のおばさんに聞くと入荷がなくて困っているとのこと。どうしようか仕入先とも悩んでいるとのことでした。
　いまは乾燥ワカメが多く出回っているので急には困りませんが、私は生ワカメ党なので時間のないとき以外は生を使います。
　しかし、困ったものです。ふと、東北での産品・産業によるものの供給に不安を覚えました。

　日本の世界の経済・産業はグローバル化していて集中と分散が進んでいます。資源・材料、労働力、物流を考えて生産場所を最適化して、分業しながら大量生産しているものが多くあります。

　今回の災害でも日本だけでなく米国、中国への部品や材料の提供ができなくなって自動車や電気製品のラインがストップするなとの話もちらほらと聞こえてきます。

　北海道のカキの養殖でも稚貝を三陸に頼っているので今後の見通しが立たないなどの話もありました。

　政府も民間もこの際買占めということではなく、東北の産業をよく見て、よく考えた対応が求められると思った次第です。