東日本大震災での被災と日本経済に与える影響は甚大です。

　亡くなった人や被災した人には大変な災難だったわけですが、産業・経済面でも打撃は大きく、復興と活力の引き出しにも全力であたらねばなりません。
　天災は忘れたころにやってくる、備えあれば憂いなしの言葉のように産業・経済政策、街作りと防災を改めて考えさせられるよい契機でもるでしょう。

　東京一極集中の見直し、無傷の西日本・北海道での復興需要への対応、当面するイベントや新規事業の東北・首都圏からの移行、被災地の新しい街作りなどなど被災地の復興と首都圏の電力不足を地方が担って活躍すべき時でもあると考えます。

　農水産業、工業、経済の打撃と損失を被災していない地域が肩代わりしてやるだけでなく、イベントや文化的な活動までも肩代わりしてやれることを考えるべきだと思います。

　復興と産業・経済の分散化で内需を生み出し、日本経済の活力を引き出すことを政府・企業は考えるべきと思います。

　農水産物、工業製品の輸出減、国内外観光客の激減の中で外需はしばらく落ち込みますから、不謹慎な言い方かもしれませんがこの大災害を梃にした内需活性策を災い転じて福となす方向に持って行って欲しいと思います。

　西日本・北海道は被災地と首都圏の機能を肩代わりしする産業・経済・文化面での活躍をするよいチャンスでもあるのです。
産業基盤、エネルギー、労働力等何の心配もないのですから一緒になって沈んでいる時ではないと思います。西日本・北海道の農水産業、製造業でも被災地の人材を活用することも考えれば援助の一環になるでしょう。被災地・地元でできないお祭りや行事まで肩代わりしてやってやる、やらせてあげるくらいで。