皆様、ご無沙汰です。


１．原発について

これまで「原発のコストは安い！」という宣伝目的の誤った主張が流されていました。これは「資源の無い日本に原子力は必須！」という考えから来たものだと推定していますが、この嘘を貫くために嘘の上塗りが続いてしまいました。

「安全対策を含めれば原発のコストは安くない」というのが事実でしょう。そこをきちんと計算し、これまで発生した最大規模の地震と津波を想定し、それに耐えられる原発を作るコストを試算する。その上での議論が必要だと思います。（最終的にYesかNoかは後の問題です）


２．現在の政治について

　自民党政治にも数々の汚点がありました。しかし、自民党は「官僚に仕事を任せる」ことで一定の行政水準を保ってきました。もちろん官僚にも多数の問題点がありましたが、日本の繁栄は官僚の仕事に支えられていた側面も少なからずあります。

　それに対して、民主党は官僚の汚点を問題視し、「政治主導」の看板を掲げて官僚が仕事に注力する状況を壊してしまいました。

　そして、素人考えで詳細まで詰めていない、数々の間違った政策を並べたてました。民主党は「素人感覚」で政権を奪取しましたが、政権を運営するにあたり「素人そのもの」であることが暴露されました。官僚を疎外するのではなく、官僚を利用することが彼らに必要なことでしたが、それだけの知恵もありませんでした。

　したがって、たとえ今の自民党が十分な能力が無かったとしても、自民党政権が復活することで官僚機構が正常に稼動するようになることを期待したいと思っています。

　民主党の個々の政策については、彼らが政権を奪取する前から批判してきましたが、（その主張は今でも有効ですし、）民主党のポリシーそのものが間違っていることをここで指摘しておきたいと思います。