中国の経済の発展には眼を見張るものがありますが、生活レベル、給与水準などから総合して日本の1970年代初めにまで来ていると考えています。

　1986年に中国の仕事に携わったころ、日中を比較して日本の戦後のレベルにあると判断しました。各種産業の生産高、材料・製品、食料等の消費量などから30年〜40年近く遅れていると判断しました。

　依然として日本に比べ30年から40年の開きがありますが、日本は20年間の足踏み状態、いわゆる失われた20年がありますからおちおちしていられません。

　問題は政治のレベルで、日本の富国強兵の時代に酷似しています。先ごろ宇宙基地建設のための衛生を打ち上げましたが、中国の軍国主義化は非常に警戒すべき状況にあります。

　ただ、日本が失敗したように軍備の急激な拡張はいろいろな歪を起こし、悪い結果しかもたらさないことは歴史の示すとおりであり、軍事のコントロールを誤ると大変な結末をもたらすものと危惧しています。

　（この点についての細かな説明は、ここでは省きます。）