日本国債残高は１０００兆円を超し、国民の買い入れ余力は底をつきつつあります。

　このままでは日本のギリシャ化、かつてのアルゼンチン、ブラジルの二の舞になります。

　これを避ける方法としては日銀の国債買い入れが一つの方法でしょう。
　ただし、急激なインフレは生じます。ただ、物価が急に１００倍、２００倍となるようなハイパーインフレを避け、年間物価上昇１０%程度にコントロールしながら国債買い入れと国債の償還を目指すべきと考えています。
　１０年で物価は約２倍になりますが、今ある国債残ザかは実質１/２に目減りするでしょう。
　物価は上がりますが、給与、年金(物価スライドになっています)もある程度物価に追随するようにすれば、多少の痛みは伴いますが、国家破綻は避けられると考えます。

　いまある預金はどんどん目減りしますので、お金のある人は使う方に走り、経済も変な活況を呈すると思います。

　また、新規発行国債も１０%程度の利率が必要ですし、既存の国債は暴落するでしょうが、既存の国債は日銀が引き受ければ大きな混乱は避けられるとも思います。

　ただ、そのコントロールは極めて微妙な操作が必要になると考えています。

　消費税の値上げだけでは４０%にしても１００年ぐらいかかるでしょうし、官僚のつまみ食いでそれも実現できなくなる可能性が大です。
　消費税値上げだけでは給与も年金も上がらずで、庶民は踏んだり蹴ったりになりますから。