大手企業の定期昇給、賞与の満額回答が相次いでいます。

　これが、中小の企業まで波及すればと思っています。

　これまで、企業はお客様第一、そしてやってることは株主第一で、社員は後回しになっていました。ひどいところは社員を酷使して、賃金も残業代もいい加減にしてきたところが多くありました。

　しかし、社員を第一に、大切にすることが一番大切だと思っております。
　大切にするとは、甘やかすことではなくて、社員の力量、素質をしっかり伸ばし・発揮させて仕事に対する満足と誇りを持たせ、自己実現をさせることでしょう。そして、仕事に専念できるよう社員の生活・家庭を安定させ、支援する(子育てなども)ことでしょう。それでこそ企業の業績が伸びるもとになると考えてきました。

　それがあってお客様にも商品やサービスの満足をあたえられることにつながるでしょうし、結果、業績が伸びて株主にも満足してもらえることになります。
　ファンドやハゲ鷹のような株主は企業から配当のみを目一杯出させて、株価が上がったところで売り抜ける。まるで企業は献血ばかりして、更には売血して体力は弱るばかり、お客様にも売込みばかりで儲けのためには笑顔も辞さないの心構えではお客様第一とは言えません。

　やはり社員を第一に、人材を育成し、働きがい、働きやすい環境を造り、それがお客様への満足につながっていく、最終的に株主にも満足してもらえる配当と良い企業の株主であるとの安心感と優越感を持ってもらうのが企業の使命ではないかと思います。