農業を企業が始めようとしても、農民の資格が無いと土地も農業も始められない。

　戦後の農地解放で地異様自作農が一挙に増えましたが、それはそれなりに意義があったのですが、農民が高齢化して、平均年齢が６７歳をピークにそれに続く年代が急激に減少しているのは、２０年後には農民はほとんどいなくなることに繋がります。

　その時になって、真の農民を育てようとしても、狭い農地しか故人にはなくて、とてもやる人は出てこないでしょう。

　ここは、第２の農地解放をして、企業でも個人でも自由に農地を買え、大規模なり創意工夫を凝らした農業の出来る政策が必要です。

　このままでは、野菜類に比べて保護主義に守まれた稲作は生産過剰のままに、野菜などの農産物は零細農家に頼る農業になって、TPPどころか国民としても負の遺産を引き継いで、高くて品質の如何なものかの農産物しか得られなくなるのではと心配しています。

　科学技術と有機・無農薬の研究は進んでいる日本です。
　これらの成果を発揮できる若くて先進的な農業経営の出来る環境を国は造るべきでしょう。

　それとも農業は衰退産業として、見殺しにしていくのが(農民の高齢者がいなくなるのをまつ)日本にとっていいことなのか?
　それも一つの選択なのでしょうが。