全ての原発が止まっているのは異常です。

　まず、１０億年単位の活断層を云々するよりは、３０年以内にも起こるといわれる東海地震、東南海地震に対して、対策は出来ているのかを問いたいと思います。まず太平洋に面する原発はそれなりの備えが必要でしょう。

　福島原発の被災は、それによる核拡散は、東京電力の怠慢であって、被災時の社員の懸命の作業には頭が下がりますが、設備の不備は否めません。安全対策が安全神話のためにおろそかになっていました。

　それで、全国的に「原発反対!」と叫ぶのはいかがなものか?

　化石燃料はあと６０年で尽きると７０年代にローマクラブで言われながも、いまだに採掘量は年々増加し、新たな技術で今までは採掘できなかった石油・ガスも採掘できるようになっています。
　それでも、1000年は持つのかどうか? 太陽光・地熱・海洋などの自然エネルギーにもやはり限界はあります。

　科学技術の進歩の歴史から見ても核エネルギーの開発は、人類の挑戦すべき分野と考えています。
　ただ、日本には設備は作れても本当の技術者がまだ不足しているのではないか、との心配をしています。
　そして、核廃棄物や原発の廃炉技術など、これから日本としても世界でも取り組む課題は多く残されていて、これが解決できれば、これも日本の一大産業になると考えています。

　発電ばかりを考えて、ごみ処理施設・トイレの計画が無かったことを反省すべきでしょう。
　そして、原発、核アレルギーになるのも、それを煽る人にも、将来を見据えた考えを持ってもらいたいものです。