天候に左右され、広大な農地がないと国際競争力が無く、寒い日や暑い日にも農場での苛酷な労働。　これは私の子供時代からつい最近までの話ですが。

　オランダは小さな国ですが農産物の輸出額世界一です。

　いくら農地があって農業が盛んとはいえ、アメリカ、オーストラリア、ロシア、中国に比べると、とても競争力はないと思いますが、価値ある農産物、花き類を輸出しています。

　日本も、ここにきて温室栽培、食物工場が盛んんで、四季を通じていろいろな野菜が手に入ります。
　更に、日本と季節の違う、逆の南半球から季節の野菜が届きますし、まさに農業はグローバル化しています。

　そして、知らない野菜や果物も日本に増えていますが、逆に世界に知られていない野菜や果物もあると思います。

　かつて、３０年ほど前に北京にいたころ柿は渋柿ばかりでしたが、日本のおいしい柿を輸出すればと思いました。

　インドネシアではマンゴスチンが１個１０円ぐらいでしたが、日本では３００円です。

　農業をこれからどう変えていくか、流通をどうするか、農作業の効率化をどうするか、これからの日本にとっても世界にとっても重要な課題と思います。