なぜ、中国、韓国は日本から卑下される国になったのか?
　私は、そうは思いたくは無いのですが、それは近世の歴史から来ていると考えています。

　５,６世紀からの朝鮮半島、中国との交流からの歴史を認識すべきでしょう。
　近世になって、欧米とロシアの侵略と圧力で混沌とした中、日本は朝鮮半島を併合して(植民地にしたのでなく日本化)、先には台湾を併合しました。そして、満州国をつくりあげたのですが、このあたりが日中韓で認識をもつ基本になると思います。

　高校の世界史では欧米が中心で東アジア、アジアの歴史はほとんどありません。
　日本人も近隣諸国から、アジア・中東・アフリカの歴史も学ぶ機会が必要でしょう。

　特に、近隣諸国、アジアについてはこれからは重要ですし、グローバル化した今日、世界史の範囲は拡大します。
　２０万人しかいなかった南京が３０万人の虐殺と言われたり、歴史の裏面史でしかない慰安婦が韓国にとやかく言われて、ぎくしゃくしているのは全く時代逆行の後ろ向きの議論にしかありません。
　日本も敗戦でそれ以上の屈辱を受けていますが、なぜ、廃墟から今に至ったのか、日本人も顧みる必要があると思います。

　特に、東日本大震災に際して、もう一度その心意気を考えてみるべきでしょう。

　そして、将来に予想される、近くにもあり得る南海トラフ大地震・津波、東南海地震など、九州から関東まで２０メートル以上の防波を築かねば防げないような巨大津波には、東日本大震災などはかわいいものです。倒壊家屋・死者も１桁違う被害が予想されているのですから。

韓国は、朝鮮半島は第二次世界大戦に大きく巻き込まれずにきたのは日本の統治が大きく有りました。

　ほっておくとソ連の属国になっていたでしょう。そして、太平洋戦争でも労働者か慰安婦ぐらいしか使い道のなかった国です。

　この間、日本と同等の扱いで、教育も民生も産業もよくなりました。

　そして、韓国にとって南北の衝突・分断は最大無比の歴史的大問題のはずです。
　これを隠蔽して国内問題を隠蔽する格好の材料が慰安婦問題です。

　過去の歴史の大問題を認識するのが喫緊の大問題です。

　歴史問題は慰安婦みたいな裏面史で大騒ぎするような問題ではありません。河野氏と朝日新聞が巻き起こした問題であって、南北問題こそ韓国の歴史認識、現代の大問題であるはずなのです。ドイツは統一されました。ベトナムも一つになりました。残るのは南北朝鮮半島だけです。

　日本政府も、韓国はこれをどう考えているかを未来志向で議論すべきでしょう。
　拉致問題も付随してきますが。

TPPでは農業問題が大変な問題だと取り上げられていますが、TPPは農業だけでなく、関税(物)、サービス、人(労働者を含む)の自由化が対象です。

　このうちのサービス・人の自由化には大きな問題をはらんでいます。

　サービスでは特に医療保険の問題、人では外国人労働者・移民の問題です。

　サービス、人の問題は農業以上の日本の根底にかかわる問題があります。私は勉強不足で、十分な説明ができませんが。例としてはユーロ圏のドイツの例があります。

　政府は、それを隠しているようにしか思えませんし、たまに、マスコミでその問題が提起されますが、誰も感心を持たないようなのを大変心配しています。

私は、大学時代に朝文研にいたこともあって、朝鮮半島には興味をもってきました。

　しかし、昨今中国と韓国関連の書籍が多く出回っています。

　中国関連は大きく飛躍するとのものと潰れてしまうとのものが交錯していますが、韓国に対しては悲観的なものばかりです。

　慰安婦問題は朝日新聞と河野談話が引き金になって、自虐的な言動が韓国を揺り動かして、全く歴史の裏面史を思わせる内容で、戦争を知らない世代のことだと思います。

　戦争とはこんなものだとの日本人も改めて思うべきでしょう。

政治、政権が関与するのではなく住民の判断に任せてはよいのではと思います。

　クリミアがロシアに行こうが、そうならなくなろうが、住民の意思にゆだねるべきでしょう。
　クリミア住民でロシアに帰属するのがいやな人はウクライナ側に移ればいいでしょうし、そこで、ウクライナ人・ロシア人の紛争はあってはならないと思います。
　民族紛争に繋がらずに平和的な解決が望まれます。

　中国のチベット問題、辺境地区の中国に属するか、独立するかも、地元の住民の自主性に任せるべきでしょう。

　征服した土地・人民だから、自国のものだとは、100年前の帝国主義時代の考えであり、それは、地元の住民中心の世化になってきていると思います。

食料自給率が云々されていますが、耕作放棄地は農地の10%に、滋賀県の面積に相当するそうです。

　農業従事者は平均年齢６５歳あたり、高齢者をピークに急激に若年人口が減少する分布になっています。１０年もすれば、ピーク人口がごっそりいなくなって、農業従事者は1/10になることも考えられます。

　いっそのこと、農産物は９０%以上を輸入に頼って、日本は工業とサービス産業、金融と投資でいく道も考えられます。
　もともと、国土は狭く、資源はなく人口だけが極端に多い国ですから、シンガポールのような生き方もあるでしょう。ちなみにシンガポールの一人当たりGDP、国民所得はすでに日本をはるかに追い越しています。

　２５年前には国際協力機構(JICA)の支援要請で私の会社も技術協力専門家を毎年１０名近く送っていました。今は経済・生活は逆転しています。

　とは言っても、農林水産業は日本に残ってもらいたいもののですが、どうも補助金頼みの政策なし、戦略も展望もなくす規制、TPPも脅威としか受け止めない体質、根本的な改革・規制緩和がもとめられます。

もちろんやみくもに再開することはダメですが、今、日本ではエネルギー問題、特に電力は産業のエネルギー源であるだけに、安価に国内で原燃料を賄うことは大切です。

　原発停止に伴う、石油・LNGの輸入が急増して、貿易赤字だけでなく、経常収支も赤字が続いています。

　日本の経済、債務・国債は国際経済の安定の上で信任され、成り立っていますが、これが崩れると、円安の進行、国債の暴落、世界からの投資がにほんから逃げ出すなどの深刻化が懸念されます。

　円安は輸出企業にとっては従来のドルベースでの売り上げでも、円換算すれば儲けが膨らみますが、国際収支でみれば、日本にとっては見せかけにしかなりません。

　円安で輸入している原材料、資源、食料品、サービスが一斉に値上がりして、実質の貿易赤字・経常収支の赤字の瑕を広げています。

　とりわけ、原発停止に伴う石油・LNGの輸入急増に伴う赤字幅の拡大は見逃せません。
　たんに、赤字が増え続けるだけでなく、根本的に日本経済、債務・国債の信任を大きく炒めると、経済は急速に悪化して、恐れられているハイパーインフレの引き金を引くことに繋がります。
　原発の安全性がどうのこうのと、何十万年も前の、人類発生以前の断層・地質を云々する学者の世界から、実質的な安全性の議論を速やかに行って、原発最下位の結論を急ぐべきでしょう。

　どうも学者のお遊びが続いているようにしか思えません。
　大切なのは安全性を確保することで、事故・被災時の電源確保やベント時の排気の浄化施設など、従来の安全神話で処置・施設されてこなかったものをしっかり備えて、安全運転の出来るようなものにしてもらいたいものです。こちらの検討と準備が本来的に必要なものでしょう。

　巨大な１０メートル近くの防波堤が話題になっています。

　費用も半端でなく、数千億円から一兆円程度まで。

　誰が、そんな金を出すのか? 国の援助があっても地元負担は大変なものです。(建設に関わる地元の関わる負担も明確にすべきでしょう。合計すると毎年の国家予算からみても半端な額ではありません)

　議論しているうちに１００年・数百年、未曾有のと言われる東日本大震災のような津波が来る前に、数メートル程度の津波の来る危険性は大いにあります。

　それでも、相当の被害になるでしょう。とくに、防波堤が崩れている今日。

　まずは街の計画をしっかり立て、避難路・施設を整備すべきでしょう。
保育園、小中学などは数メートルの津波でも、今回のような大津波でもすくさま安全なところに避難できる経路・施設を整備し、住民の避難経路も策定し、整備すべきです。

　津波がきても大丈夫と言われていた万里の長城のような防波堤も役に立ちませんでした。
かえって、住民は安心しきって、逃げ遅れることにもなりました。

　防波堤に頼らず、まずは逃げ道をしっかり作ることを考えて欲しいものです。
安全のためには２重３重の備えが必要です。逃げることも大切です。(三十六計逃げるにしかずです)

　福島原発の被災を見ても明らかです。原発の安全神話が被災時の防備が手薄になっていたことは否めません。防波堤で安全と過信せず、安全確保の手段を、心構えを持つ必要があります。

日本人にとって、韓国・中国の言う歴史認識にはどうもピンとこない人が多いと思います。

　村山元首相、河野氏の談話、朝日新聞の愉快犯的な、どうも余り歴史的な面では裏面史的なことを大げさに宣伝して、相手国にこんなに日本の被害を受けているのに、だまっているのか？　と言いたげな発言や報道で、本当に何をしたかったのか？　疑問です。
　週刊誌レベルの芸能人のスキャンダル程度の話です。
　政府も、週刊誌レベルの問題にはとやかく言いたくはなかったのでしょうが・・・。

　左翼がよくやるように問題提起するのはいいのですが、全く世の中のためにも善隣友好・今後の協力と発展には、単に憎悪をかきたてるような、当時にあっては何でもないことを大げさに世界に言いふらすのは、やはり、歴史的な位置づけと検証が必要でしょう。

これまでの第一、第二の矢はどちらかと言えば病人にカンフル剤を打ったようなもの。

　一時体力を持ちなおしたように見えて、これだけではいずれ肝臓に多大の分が来てしまいます。

　体力を根底から回復させるためには第三の矢・経済の活性化と声調が無ければなりません。
　第三の矢が撃たれないまま、撃っても的外れを繰り返していたりすると、肝心の体が完全に参ってしまいます。

　そこへ、世界的な経済の大変動・インフルエンザなどが日本を襲うことにもなれば大変です。
　とにかく、時間は切迫しています。