明治5年、学制が施行され全国に小学校が作られます。
授業は、読み書き、算盤程度、先生は教育を受けて来た士族。
つまり江戸時代の武士でした。と言う事は、
読み書き算盤を教える中で、武士としての起居動作から人生観、
『武士は喰わねど高楊枝』金銭を軽んじ、名誉を極端とも観える程、
ストイックに大切にする精神等も教えられて来たでしょう。
拳銃が入って来た時も「卑怯」と言える行為に刀にかけても汚名を晴らした。
そう言った教育を受けた人々が政治家や官僚を司っていた為に
台湾や満州を統治の際、他の西洋諸国の様な労働力や資源等の
詐取を目的とした植民地で無く、国家や同胞を守る為、
公共のために己を犠牲にする事が立派な生き方なのだと言う
教育が当時の日本人の根本に有ったのでしょう。