「Re:Re:Re:Re:ご無事でしょうか？」
拙宅も無事でした。
またいつ強い揺れが来るか分からない・・。
家具の転倒防止対策などを少しずつですが、進めています。

原子力発電所の件ですが、
昔、ある雑誌の企画で定期点検中の炉心の上から
青く光る核燃料を撮影したことがあります。
使用済み燃料プールも見ました。

水さえ入っていてちゃんと冷やしていれば
中性子線も防げるのですが・・。

核燃料そのものは、酸化物を焼き固めたもの。
セラミック、焼き物ですね。
直径と長さが確か1センチくらいの円筒形。
これが、金属の細長い筒に１列になって
たくさん入っています。

で、その燃料そのものが白い煙を出すとは考えにくくて
やはり水蒸気・・では。プールの水が蒸気になったか・・。

プルトニウムの件は、まだ新しい燃料を入れたばかり・・。
プルトニウムは燃料全体の4％程度だったと思います。
残りはそのままでは核分裂をしないウラン238。
普通の核燃料はプルトニウムではなく
ウラン235を3〜4％混ぜています。

核爆弾の場合は100％近くがプルトニウムかウラン235。
・・なので、日本の軽水炉と呼ばれている発電所は核爆弾のようには爆発しません。

炉の中ではウラン238が中性子を吸収して
ごくわずかですがプルトニウムになります。
それを取り出して再利用しようということですね。

今回のプルトニウムを使った燃料はまだ新しいので
燃やしきった燃料とは違う。その点、マスコミは電力会社や
国に質問してもいいのかもしれませんね。

とはいえ、当面の課題はいかに早く冷却に成功するか・・。
放水やヘリによる散水がどのくらいうまくいくか・・。
あるいは、東北電力からの送電で冷却機能が回復されるか・・。
そちらの報道で手いっぱいだと思います。

一人の作業員が年間に受ける放射線には上限が決められているので
対策が長引くほど投入できる人材が減っていくかもしれませんね。
手伝いに行きたいくらいです。