独立展　会員　木津文哉氏の「朱雀」　独特の半立体トリッキーアート　木の肌に似せたマチエールがすごい。　影は　描いたもの。

月曜日に独立展を見てきました。会長にばったりお会いしました。チケットありがとうございました。毎年観ていると勉強になります。　かわたれ会も頑張らないと。

「Re:20分ポーズ」
多分、諸々の問題意識の中で　そのとき一番ピンときた事に　照準を合わせているんだと思います。　全ていっぺんに解決するのは無理です。　素描って奥が深いですね。

新宿美術研究所で描きました。背の高いモデルさん。ここから、カタチを修正しつつ踏み込まなくてならないのですが、力不足でここまで。
手首がわかりませんでした。近視と老眼、疲れ目・・。たれ目に落ち目・・ってなところです。（苦笑）
それにしても、限られた時間で、人体の骨格や組織、空間、光、調子、量感・・もろもろのことがアタマに浮かぶのですが、できることは、ほんのわずか。ただ、その制約の中で何ができるのだろうかと、あれこれ試すのが面白い。・・そんな気がしています。

10月3日で終わってしまいましたが、上野東京都美術館で　公募展　「水彩人」　を観てきました。　主催者の一人、笹村出さんと　お会いできて　いろいろ　伺いました。

ここ2年ほどの都美館改修の間に　たくさんの公募展が六本木に移ってしまった事。
水彩人は銀座の大きめの画廊で開催していたが　拠点となる画廊がなくなってしまい困っていたときに　都美館を使わせてもらえるか検討して審査を受けた事。
条件は一般から公募を行う事と5年後に再審査を受ける事だそうです。
思ったより沢山の人の応募があり　120〜130人から3分の2程にしぼったそうです。

いきなり大所帯になっていろいろ大変そうですが、水彩ならではの良さと小品を積極的に受け入れる事で、既成の公募展にない団体を目指しているとの事でした。

10分でした。安定感のあるモデルさん。

腸前上骨棘、甲状軟骨、肋骨・・、など骨格がとらえにくいモデルさんでした。骨格を脂肪組織が覆っている。しかし、そこが個性ですね。ルーベンスの絵に出てくる女性のような豊満な量感。

南の窓、北の窓の両方から採光となり、難しかったです。

「Re:音を描く」
なんか、懐かしさを感じる風景ですね。

畳や障子、土間など、今の東京の新しい住宅では
あまり見ない。

漆喰の壁もなくなったのでは・・。

　夜、天井の上を歩くネズミの足音を思い出しました。
　トコトコトコトコ・・っと小走りに。

　祖母がネズミ捕りの篭を仕掛けたものです。
　めったに掛りませんでしたが・・。
　 （ミッキー、ごめんね。）

　中心点をはずして、視線を誘導していく構図が面白い。
　作者が意識したかどうかは、わかりませんが・・。
　ぐるぐる螺旋になっていますね。




　　

小野仁良氏の作品「オトノキオク・セミシグレ」　ミーンミンミンとうるさいのにかえって静寂をかんじさせる蝉時雨。　　夏休みの子どもの時間が見事に閉じ込められた1枚。

私も先日、新制作を見てきましたが、自分がいい加減に見ている事がとてもはっきりと分かりました。展覧会は必要な場合はじっくり鑑賞しなくてはと反省致しました。

石松豊秋氏の『3つの弦』　おしゃれでモダンな木彫。会員の方です。