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かわたれ美術研究会

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  • from: kanariさん

    2007年07月27日 14時21分45秒

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    終末

    デユーラーについて、ほんの少し考える(その6)    かなり えずき

     「あと2年でこの世の終わりが訪れ、最後の審判が下される。」
    人々は本当にそう、信じていた。
     デユーラーの出世作といわれる15点の連作木版画「ヨハネ黙示録」は、終末が予言された1500年の2年前に発表され、多くのヨーロッパ人のカタストロフィーのイメージに具体性を持たせた。

     この作品に描かれる4人の騎士は左から「死」「飢饉」「疫病」「戦争」を表している。 パニックに陥り、逃げまどう群衆を蹴散らし、不吉な騎士達は突進する。左下で地獄の龍に飲み込まれようとしているのは司教である。天使もなす術なく上空から見ている。
     
     それにしても この圧倒的な描写力のすさまじさは何だ。聖書を描いた画家はそれまでにも多く存在したが デユーラーのリアリズムは、強い精神性と自然への観察力、時代への洞察力、等々が鋭い感性で織りなされた極めて完成度の高いものであった。 これに続くイエスの晩年を描いた「大受難」や「聖母の生涯」のシリーズを含め、後の人の聖書のイメージを大きく決定付けたと言われている。

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