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from: jun_zoさん
2007年12月30日 09時54分22秒
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「ヤン・ファン・エイク 光と空気の絵画」
以下、「ヤン・ファン・エイク 光と空気の絵画」の簡単な紹介と読書感想の続きです。
同書によれば、ファン・エイクの作品で
研究者によって真作と認められているものは
20点程度。
1432年にブリュージュで仕上げた
「ヘントの祭壇画」以降が中心とのこと。
ヤンが亡くなったのが1441年ですから、
晩年9年間が明らかになっているに過ぎない。
ヤンがいつ生まれたのか、どのように絵画を学んできたか
確かな記録は今のところ発見されていない。
一説ではギリシャ語、ラテン語、ヘブライ語を理解していたとも。
ヤンが学問にも秀でていたとする解釈が有力のようです。
さて、思うのですが、当時の油彩といえば
最先端の表現。まるでそこに人がいるかのような
リアルな描写。
かなりインパクトがあったに違いありません。
油の乾燥を絵画に利用するという発見がいつ
どのように行われたのか・・。
試行錯誤や偶然があったのではと思います。
最近、先端医療で遺伝子治療薬を開発している
研究者の話を聞くと、ねらったわけではないが、
非常にキーになる重要な発見をしている・・。
ヤンの時代、画家たちが
工房で人知れずいろいろなことを試していたのでは・・。
油彩技術の確立について
まだわからないことがたくさんありそう。
興味が広がります。-
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