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かわたれ美術研究会

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  • from: kanariさん

    2008年06月11日 09時08分11秒

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    感想ノート-11

    「年輪」

    昨年10月、母があちらへ 旅立ちました。 明るくていつも周囲に笑いの絶えなかった母でした。
    しかし 晩年は 心臓ペースメーカーを入れたのをはじめ、脳梗塞と乳ガン、胃ガンを患い、7回も入院する事になってしまいました。
    医療の現場も人材不足で 末期ガン患者や家族の精神的なケアまでしていられない状況など思い知らされる日々でもありました。

    母の亡くなった後、この絵を描きながら気付いたことは この顔に刻まれた皺のひとつひとつが 母にとってはもちろん、小生にとってもかけがえのない 時間の集積の痕跡であった、という事実です。
    改めて、感謝の思いで胸が熱くなりました。

    人が老いて行くということは、とかくマイナスイメージで語られ
    がちです。(後期高齢者という言葉のなんと冷たいひびき!)

    しかし、ひとつの命をまっとうすることの尊さ、形を変えて引き継がれていく命の永遠性といった視点にたつと まったく違ったものが
    見えてくるようです。

    葬儀の時、小生の頭の中をずっと駆け巡っていたのは なぎら健壱の「永遠の絆」でした。


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コメント: 全1件

from: jun_zoさん

2008年06月11日 23時37分37秒

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「Re:感想ノート-11」
> 「年輪」
>
  末期がんといえば、小生の母もがんでした。
  最終的に、本人が延命治療を拒否。
  ホスピスに入りました。
  妹、弟と小生の3人で交代で母の部屋に泊まり看病。
  口のがんで、しまいには頬に大きな穴が開き、
  口までつながってしまいました。
  当然、話すことができず、子供用のお絵かき板を使って
  筆談でした。
  母に水差しで水を与えるのですが、
  水差しを抜いたときに、壊死した肉辺がドロリと
  吸い口についてきて、息が詰まりました。

   最近では、人工ウィルスのような構造をつくり
   がん細胞を選択的に攻撃する研究が
   進んでいると聞きます。
   強い副作用の出ない治療方法が実用化されて
   とくに小児がんの医療現場などに
   いち早く普及してほしいと思います。

  たしかに、生命は不思議。
  人間の腸の中に500から1000種類の微生物がいるとのこと。
  よく善玉菌とか悪玉菌とかいいますが、
  そのほとんどは種類がわかっていないといいます。
  多くは人工環境で培養できないそうです。
  しかし、その共生微生物が人の命そのものに大きく
  関わっているらしい。
  アトピーや肥満に関係しているという説も。  

  人の死は無数の微生物の死でもあり・・。
  
  生まれて環境に出てきたばかりの
  赤ちゃんの腸の中の微生物群は
  親の腸の微生物群よりも深海の環境にすむ
  微生物群に近いという話も聞きました。

  ・・この話、まだまだ続くのですが、今はここまでに。
    少し前までバラを素描していましたが、
    またしても途中になっています。う〜ん。

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