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from: jun_zoさん
2010年11月14日 02時11分35秒
コメント: 全2件
from: kanariさん
2010年11月21日 17時02分47秒
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「Re:新宿美術研究所」
> 芸術と科学は本来、つながっているのかなと思います。
ゆうべ、テレビ東京「美の巨人」たちで デューラーの特集がありました。
水彩で描かれたウサギの瞳の中によく見ると窓枠と外の光が描かれていて、彼が室内でこの絵を描いた事がわかる、という指摘に ふむふむと思いました。
デューラーは芸術と科学と宗教をトータルで考えていた人だと思います。
そこへもってきて今日、NHK「新・日曜美術館」で昨年亡くなった 熊田千佳慕特集を見ました。
地べたに這いつくばるように虫を観察し、採算を度外視して何年もかけて1枚,1枚の細密画を描き続けた人です。その執念たるや ある意味 デューラーを超えています。
戦前、戦中のグラフィック・デザイナーとしての華やかな活躍と戦意高揚に加担した自責の念、そこから生まれてきた少年時代の無心、自然への回帰などが この人の中にずっとあったのだという事に感動しました。
真・善・美の3つのうち 真と善は 時代の一方的な価値観や、科学、法律といった絶対的な基準を押し付けられがちだが 美だけは最後の砦、何を美しいと思うかは誰にもゆだねない、自分で決めるのだ といった強い意志が 熊田の細密画には込められているといったようなことを解説者も述べていたように思います。
もちろん熊田が科学を軽視していたわけはありません。ただ、科学者の目というよりは
もっと虫に近い目線、自分も虫も同じ儚い存在であり、虫を描くことは自分を描く事であるとまで言い切っているところに、注目したいと思うのです。
スカラベやコオロギやカマキリの心まで描いているところが昆虫図鑑と大きく違うところです。
http://kumachika.org/
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from: jun_zoさん
2010年11月26日 01時48分06秒
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「Re:Re:新宿美術研究所」
> スカラベやコオロギやカマキリの心まで描いているところが昆虫図鑑と大きく違うところです。
> http://kumachika.org/
デューラーの番組は残念、見損ねましたが、
日曜美術館は録画してあったのでじっくり見ることができました。
熊田画伯の探求心というか、
納得しつつ一歩、一歩制作を進めていく姿勢、
素晴らしいですね。
50歳を過ぎてファーブルに取りかかってから、
100枚を目指して描き続けて
亡くなるまでに1年に1枚ちょっとずつ
描いた計算になるのかな?
もう一度録画を見て確かめたいと思います。
真実を隠して一見、「美」のように見えるものをこしらえたり、
本当ではないことを語って事実だと思いこませたり、
そんな仕事が続くと、いくら腕が発揮できても
うんざりするでしょうね。
例えば、本当のことを描こうとすると、
それまでの成功を捨てなければならないとして
困窮覚悟で家族の生活まで犠牲にして
方向転換を図るというのは、
なかなかできないことかなと・・。
表現の自由・・ということも考えさせられます。
テレビの画面からでしたが、
熊田画伯の作風には重みを感じました。
というか、自分の絵がペラペラに見えてきた・・。
ん〜・・・。
そもそも、生きる姿勢がペラペラかもしれないけれど。
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