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かわたれ美術研究会

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  • from: jun_zoさん

    2011年06月05日 00時50分10秒

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    昨夜の続き。

    飛鳥兎走 ・・月日が流れるのは早いものです。

     あっと言う間に10余年が過ぎ・・。
     
     自分自身を振り返れば、何かが進歩したというより
     描くという作業をかろうじて続けるきっかけになった。

     なので、達成できたことなど何もないと言っていい。
     発射台すらできていないし、方向性すら見出せていない。
     
     ずっと足踏み状態が続いている気がします。

     ある日、突然、悟りがひらけたらいいんですけど〜〜。
     ど〜ん・・と発射台から飛び立つ日が・・・。
     なんて、来ないですよね〜。
     ・・迷ってばかりです。

     ただ、一枚の絵にアレコレすべて詰め込めない。
     たとえそれが小さなことであっても
     一つずつ課題を意識しながら探求していきたい。
     (生活基盤が崩れつつあり、いつ描くんだ〜〜って感じですけれどね)

     
     ・・さて、さて。小生の愚痴はこの辺でオシマイ。
     
     実は、美術研究ということで、
     少し野心的に考えてもいいのではないか・・と思います。
     (生活基盤が確保できているなら、なおさらですよぉ〜〜。、みなさん)

     研究には失敗もあるわけですね。
     そこから何か見つかるかもしれないし。
     
     列伝の著者として知られるヴァザーリは、芸術には時代の波があると考えた。ミケランジェロが頂点であると・・。
     
     そして、そのあといくつもの展開がありましたね。
     マニエリスムからバロックへ・・。(カラヴァジョ、すごい)
     ロココ・・(あまり好きでないです)
     新古典・・(う〜ん、どうかなぁ。)

     1853年、モネが13歳のときに日本に黒船が来て、開国・・。
     洋の東西がお互いを見つめあって、大変なことになりましたね。
     ジャポニスムも一つのピークの形成にかなり大きな影響があった。

     ルーベンスやレンブラントなど多くの巨匠に習って
     人物、人体を一生懸命に描いていた人たちの世界に
     東洋の自然観、季節感覚、工芸的表現などが
     どどっ・・と入っていった。
     (日本人から見ると、何か変なオリエンタリズムかもしれない)
     
     ・・んで、前置きが長くなりましたが、
     今はいまでピークがあっていいのかもしれません。
     それは、未来の人たちが検証するのかな?

     福島原発事故の検証・・。いえいえ・・。
     
     歴史に残るような作品は、そうそう作れない。

     とはいえ、「かわたれ美術研究会」の射程を
     そのような野心的なところに持っていってもいいのではないか。
     (小生のアタマと技量では無理ですが・・)
      
     皆さん、ずいぶん研究しているのにもったいない。 
     
     物質・材料研究機構の前理事長の岸先生が
     よく「メルティング・ポッド」という言い方をされています。
     同機構は現在、ナノテクの国際的な研究拠点ですが、
     世界から価値観や分野の異なる人たちが集まって

     熱い、熱い、熱い〜〜・・・、アチチ。

     〜〜熱い議論を展開してこそ、科学技術の新たな進歩が
     生まれるというような意味らしい。

     美術の世界でも、議論を避けてはいけない。
     
     「楽しめばいいじゃないか〜〜」って思うけれど、
     自分で自分のことを「画家」とか「芸術家」と思うなら
     過去をトレースするだけだったり、
     これまでの枠の中だけの仕事で満足してはいけないかな。
     
     ということで、過去、歴史を〜、まず照らしてみることも大切。
     んでないと、枠の大きさも分からないし。

     もちろん、
     「世界の美術史を背負って描け・・」なんて
     言われてもできないっす。無茶ですよ〜。

     それぞれ、自分の興味でいいと思うんです。
     とくに若い人たちには、
     美術のあゆみに目を向けてほしいですね。
     (小生は学生時代に美術史に関心がなてく・・
      ここは、自らの反省でした。半生が終わってからの反省では遅いのだ!)


       また長くなりすぎるといけません。
       今夜はここらで失礼しま〜す。

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