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from: kanariさん
2012年06月11日 15時12分42秒
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セザンヌ展
今日で終わりですが、先週の金曜日の午前中に観てきました。
壷、カップとりんごのある静物(メトロポリタン美術館蔵)
首つりの家(オルセー美術館蔵)
赤い肘掛け椅子のセザンヌ夫人(ボストン美術館蔵)
縞模様の服を着たセザンヌ夫人(横浜美術館蔵)
この辺り、圧巻でした。
特に「肘掛け椅子」のスカートの縦縞の緑の饗宴、響き合う色彩のすばらしさ。
絵の具の塗り方ですが、初期の極端な圧塗りを除くと 意外と薄塗りの作品も多いですね。 絵の具を塗る事より 画面の調和とかリズム、タッチ、色彩の調和などに関心がいっています。 余白が残ったまま 筆を置いている作品も多いですね。
巨匠は1日にしてならず というか 長い一生をかけて探求しつづけたセザンヌの画面ですね。
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コメント: 全1件
from: jun_zoさん
2012年06月14日 00時17分29秒
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「Re:セザンヌ展」
セザンヌというと、構図の話に行きがちかもしれませんが、こうして見ると光のとらえかた、色彩も実にきれいですね。
セザンヌの故郷エクス・アン・プロブァンスにあるセザンヌのアトリエに2年余り住み込んだというアール・ローラン著の研究書、「セザンヌの構図」をパラパラ見たのですが、「赤い肘掛椅子のセザンヌ夫人」の図版は掲載されていませんでした。・・・残念。
同書の「凡例」に「小さい感動」という言葉の説明があります。
以下、引用。
小さい感動(little sansaiton)…セザンヌは、「色面調節」のことを petites sensations とも呼んだ。「凡例」の「色面調節」の項参照。
色面調節(modulation)…漸次移色――特に寒色から暖色への漸次移色――に基づき、小さいほぼ矩形の色面(筆触を利用して描く)を並置するセザンヌ独特の彩色法。この語は、(1)暖色と寒色との関係による立体性の表現の部面を強調して用いられることもあり、(2)色調の抑揚の部面を強調して用いられることもあり、(3)筆触のムーブメントに基づくムーブマンの部面を強調して用いられることもある。「凡例」の「漸次移色」の項参照、仏語の「モデュラシオン」(英語と同じ綴り)という語が一般に用いられる。
以上、訳者の内田園生氏の解説。
今、私たちは「色面で見る」などと軽く言ってしまうこともある。一歩踏み込んで考えるとかなり奥が深く、本質的な問題にもぶち当たりかねない。・・そんな印象を持ちました。
ところでこの本、B5判、横1段組になっていて、かなり読みにくい。2段にしてほしかったです。
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