デッサンをどう考え、どう実践するか・・。
作品との関係をどう位置付けるか・・。

　確かに難しい課題ですね。
　いろんな人に話しを聞くと
　「石膏や人体のデッサンが大事です」という意見もあれば
　「石膏デッサンはやらなくていい」とか、
　「江戸時代の日本画家は石膏デッサンしていないし〜」
　「裸体を描くことに意味がある・・」
　等々、人それぞれ。
　先週の土曜日も、研究所の何人かで議論になりました。

　そういえば、「素描論」・・などという本もありましたね。
　（ちゃんと、読んでいませんが・・）

　一つの作品をつくるのに、何枚もデッサンを重ねて
　構想を練る人もいれば、
　フランシス・ベイコンのようにデッサンをせずに
　いきなりキャンバスに「えいっ！」と描き起こしていく人も。

　カラヴァジョもデッサンがほとんど残されていなくて、
　いきなり画布に仕事をしていったという説が有力のようです。
　「そのために構図が良くない・・」という見方も。

　一方、マチスは、デッサンを非常にたくさんこなしていて、
　若い人たちに対して「安易に結果だけを求めないように」・・という趣旨の意見をたしか、「画家のノート」に残しているはず。

　ダ・ヴィンチのことを「偉大な素描画家」と指摘した人も。

　ミケランジェロと親しかったヴァザーリは、絵画、彫刻、建築はそれぞれ素描を基本にするもので優劣はつけられないという考え方を示し、アカデミア・デル・ディゼーニョ（素描アカデミー）を設立。もっとも、これは芸術家の地位向上をめざしたもので、メジチ家支配との妥協の産物とか・・。

　その後、1582年にボローニャに設立されたカラッチ一族によるアカデミーでは、第一段階として手本となる巨匠からの模写、第二段階として彫刻の模写、第三段階として写生やヌードデッサンという養成カリキュラムが組まれていたと・・。

　こんな調子で考えていくと、一つの研究になってしまいそうですね。

　「デッサンとは」・・皆さんは、どのようにお考えになるでしょうか。

皆様のご参加が増え、昨日はアクセス数が330件でした。
ホントに、この硬いテーマにもかかわらず、
多くの皆様に見ていただいているようです。
下は、石膏地にテンペラです。

いつのまにか　メンバーが　二人も増えていますね。
mogurinさん　sakusakuさん　よろしくお願いします。
どんどん、書き込みして下さい。

ハイライト入れてしまいました。早すぎたかなあ。
あとは　ひたすら　おかしいとおもったところを
手をいれていくだけ。

軽いフットワークで対象との距離を測りながら
ストレートに近い　効果的なジャブをビシビシ
放ちながら、強烈なストレートをきめていく
全盛期のモハメド・アリみたいに
描けたらいいのにとおもいつつ
むだな空振りを繰り返しています。

jun_zoさん　画廊へのご足労　有難うございました。
オーナーにもこの掲示板を宣伝しておいたほうが
いいかもしれませんね。

今日は春陽展を見てきました。カミさんが見たいと言っていたもの
だから付き合いました。僕が所属する弱小団体も、ここ乃木坂の
国立新美術館で今年から開催する運びとなり、まずはめでたし。
会場のレイアウトなどを中心に見て歩き、もちろん作品も楽しめました。

下は昨年の作品。８０Ｓくらいの自作パネルに画布です。締め切りの
１週間前まで構図を描き直し、描きながら悩んでいました。やはり
賛否両論。最後までジタバタしていました。

こちらは、10分ポーズです。ん〜、あまり進みませんでした。

sakusakuさん、mogurinさん、赤とんぼさん、
ご参加ありがとうございます。

　メンバーが増え、今日はアクセス数も229になっています。
　「・・研究所」と硬いタイトルですが、
　気軽にご参加いただければと思います。

　kanari兄、かなり（寒・・？）進みましたね。
　いよいよハイライトですか・・。
　画いていて楽しいところかもしれませんね。

　下は、新宿美術研究所で画いた素描です。
　5分ポーズ。
　実際のモデルさんはもっとずっと美しい方でした。
　今日は天候の変化が激しく、光が安定しませんでした。
　おまけに集中力不足で、苦戦・・。
　同研究所は、来週は祭日でお休みとなります。

さて〜、っと。
これからアトリエに移動します。

　今日は、朝の会議が午後に変更に。
　時間がポッカリ空いたので上野に行って
　受胎告知を見てきました。

　　さほど混んでいませんでしたが、
　　列になって絵の前を通り過ぎると
　　もとに戻れない仕組み・・。
　　後の人に押させるように、2〜3分で
　　「受胎告知」の前を通過・・。

　　その他の展示は、模型やら資料、映像ばかりで
　　なんか、ごまかされた気分・・。
　　ガックリ。

　　その足で、銀座のサムホール画廊を訪問。
　　画集や写真集を拝見しながら
　　画廊のご夫婦と１時間ほど雑談してきました。

　　まぁ、充実した一日と言えます。
　　

暗い方から少し描いたところです。ハイライトを入れたくてうずうずしているけどじっと我慢といったところ。

そういえば、フランスでご活躍中の与座画伯から送っていただいた画像をもう1点紹介します。

かわたれ展まで残り一月を切ってしまいました。　ちょっと目を離したら
ジュンゾー＆パピーのアトリエ大公開みたいな事になっているではありませんか

それに刺激されたわけでもないけど　小生も次回出品作の制作過程をちょっとづつ公開して来客動員の景気付けにしたいと思います。公開してもたいした企業秘密でもないし。自分への刺激にもなるし。　全体の16分の1くらいの描き出し部分です。　アクリルガッシュ（不透明　樹脂絵の具）でキャンバスに描いています。下地はイエローオーカーのカラージェッソです。

パピーさん。是非是非、かわたれ展　観に来てくださいね。それからボクシング
好きなのはジュンゾーさんでなく私カナリですから〜〜。残念！！って古いか。