新宿美術研究所のクロッキー科は
東日本大震災の影響により、4月2日もお休みになります。
4月9日より、再開予定です。

ネットオークションでムーラン・ルージュのDVDが出品されてました。ロートレックの半生を物語った伝記映画です。僕は直ぐに入札しました。　

3月27日に、やっと届きました。僕は嬉しかったです。

フィリップ・ステッドマン著の「フェルメールのカメラ」を買ってしまいました。高い本なので迷っていたのですが、誘惑に勝てませんでした。

本の帯に「科学技術と芸術が出会い驚くべき光と色彩が生まれた」とあります。フェルメールというと、アンソニー・ベイリー著の「デルフトの眺望」が詳しく記しているのですが、光学との関係には触れていない。

時代は遡りますが、ファン・アイクの光の表現にアラブ由来の古光学の影響があるという研究があります。

自然の光を見る眼差しが、フェルメールとファン・アイクでどこか共通するように感じます。

読み終わったら、内容を紹介したいと思います。（・・だいぶ先になりそうですが）

大変な被害です。
皆さまのところは大丈夫でしょうか。
皆さまとご家族の安全、ご無事をお祈りいたします。

昨日は3時間半かけて徒歩で帰宅しましたが、
家族も無事で助かりました。

仕事で何度も訪ねた町が津波で壊滅・・。
被災者の一刻も早い救出と被害拡大の防止を
祈るばかりです。

　東北新幹線「はやぶさ」で、東京と新青森を日帰り往復してきました。車中、ほとんど寝ていましたが、目が覚めている時間にイアン・スチュアートの「もっとも美しい対称性」を少し読み進めて、ようやく全頁の半分近くまで到達・・。

　「ガロア群」というと、小生の学生時代に電気電子工学でも出てこなかったし、とっつきにくくて「何だろう・・」という印象しかありませんでしたが、私たちが中学のときに習った二次関数の根を求める問題、古代バビロンの人たちが楔形文字で計算したらしい二次方程式の解法の延長線上にあることが、ようやくイメージできました。

　中学校の先生がもう少しこの辺りを説明してくれていたら良かったのに・・なんてね。

　数学と革命に情熱を傾けた青年ガロアでしたが、22歳のときに拳銃を使った決闘によって死去。残念でした。

　ガロアの研究成果は彼の生きている間に結局、正当に評価されませんでした。当時の数学者がポイントを理解しなかったことが理由らしい。絵の世界でも、時代が下ってから評価される例がありますね。

　で、同著の後半ではガロアの業績の話から、しだいに対称性の話につながっていく。さて、楽しみです。

　本の帯に「数学者・物理学者が見出した対称性の美の本質」とあります。