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みっしょんの戯言

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  • from: 謎のみっしょんすくーるさん

    2007年05月15日 20時53分30秒

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    5月15日火曜日

       3度目はLong good-bye

               神戸忠雄

     第2章 1度目のgoodby

       (十二)

     彼女のイライラが始まってから,多分であるが3日ほど経ったときだったであろうか,座り込んでいる私に抱きついてきて「抱いて」と言ってきた。私は間髪入れずに「薬が完全に抜けたらな」と返答した。
     正直言うと,私も男である。薬が入っていようと無かろうと,彼女を抱きたいのは山々であった。しかし,今,彼女の欲望を達成させてしまうと,またドラッグという欲望に走ってしまう可能性があると考え,あえて私自身の欲望を抑えたのであった。そう,彼女のすべての欲望を抑え,その我慢を経験させなければならなかったのだ。そうしなければ,彼女に未来はなかったのだ。
     彼女は,症状の出始めと比較すると,だいぶん落ち着いては来ていた。部屋の壁にぶつかるなどの,彼女自身を傷つけようとするような行動は無くなっていた。しかし,まだ,部屋の中をうろうろと動き回ったり,私以外の方向に物を投げたりはしていた。もう数日間の我慢だな。そう信じて,私もひたすら耐えるだけであった。

     彼女のイライラとした行動が落ち着いたのは,多分であるが7日ほど経ったときだと思われる。とにかく,窓が板ではり付けられていたため,外の光すら入ってこなかった。そのため,正確な昼間の時間が把握できていなかった。また,彼女の行動時間に合わせていたため,朝の時間も把握できていなかった。しかも,部屋中が彼女の異様な行動に包まれていたのだ,時間の感覚など麻痺していたのは当たり前であった。したがって,まったくの想像的な日数であったが,7日であっただろうか,彼女はベッドの上で上半身だけを起こし,私に笑顔をかざして,
     「もう大丈夫かな?」と言ってきた。私はホッとしたが,この立ち直りの時期が大切であることも知識としてわかっていた。したがって,彼女の笑顔での発言に対して,私が立ち上がり,彼女が寝ているベッドまで行き,ベッドに座って彼女を抱きしめた。そして,
     「もうすこしかな?」と返答した。
     今度は本当なら大丈夫なのであろう。しかし,本当に大丈夫かどうかの自信がなかったこともあった。だからこそ,ぎゅっと抱きしめて,彼女の体温や脈,そして息づかいや体から発せられる人間としてのオーラのような雰囲気を感じ取った。

    *=*=*=*=*

    今日も,仕事に創作活動に時間を費やした。何となくであったが,充実した日であった。
    やはり,学生の笑顔を見ながら授業するのは,本当に楽しくなるね。すべてを忘れ忘れるような気がする。こういう日が続くと良いのだが。。。
    ただ,創作活動は,自分自身が不安だからこそ書けるというのはあるのだが。。。難しいね。

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