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from: 謎のみっしょんすくーるさん
2007年05月24日 20時21分01秒
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5月24日木曜日
3度目はLong good-bye
神戸忠雄
第2章 1度目のgoodby
(十八)
私は,印税をもらっているレコード会社に彼女を連れて行った。行く途中,彼女に,「男性は,利き腕の逆側が死角になるため,そちら側を歩いて欲しいものなんだぞ。」と告げた。すると彼女は,右利きの私に対して,必ず私の右側を歩くようになった。まあ,私は彼女に振られた身分だ。なので,彼女に死角側を守ってもらう必要性はない。そう考えていた。すると彼女は,「だって,藝術家は,いつも不安定でいた方が良いんでしょ?」と答えた。そう,私は,創作活動をする上での考え方など,大学の授業で述べていた。その1つに,藝術活動をする上では,安定しては駄目で,不安定でなければならないのだ。と教授していた。そのことを彼女は覚えていたのだ。彼女は,私をまだ藝術家の端くれと思っていてくれたのであろう。そう思ってくれていただけでもありがたいものだ。
藝術活動をしていく上では,不安定の方が良い。別に不安定を好んで求めているわけではないが,安定するのが怖いのである。そう,安定してしまうと,藝術活動をする意欲がなくなってしまうような気がするのだ。したがって,藝術家なら不安定の方が良いのだ。そういう意味では,大学の教員という安定した職業を続けながら藝術活動をするなど,駄目なことなのであろう。
私は,彼女を某大手のレコード会社の社屋に連れて行った。そして,受付でアポイントメントを取っていた知り合いの取締役を呼び出してもらった。
私と彼女は,ある部屋に通してもらい,取締役を待った。
待つこと1時間,ようやくドアがノックされたかと思うと,女性の社員がお茶を運んできただけであった。1時間という時間は,彼女がドラッグを抜く時間を経験したためか,それほど長い時間とは思わなかった。出されたお茶にも手をつけず,ひたすら待つだけであった。彼女も黙って待っていた。
結局,3時間ほど待たされて,取締役が入ってきた。「ひさしぶりだな」「待たせて悪かったな」そんな会話をしながら,私は彼女のデモテープを聴かせ,彼女のデビューに関する話を持ちかけた。すると取締役は,私と2人だけで話がしたいといってきた。そこで,私は彼女に,社屋の近くの喫茶店で待つようにいった。彼女は素直に従った。
私は彼女が部屋を出て行くと,早々に,彼女のデビューと引き替えに,私の印税を今後一切受け取らなくていいということを伝えた。いわゆる裏取引である。すると取締役は,それならば,と彼女のデビューを了承した。そして,我々は,正直な話を進めた。彼女のデビューまでの道筋やその手順までじっくりと話し合った。まずは,インディーズで,ライヴを中心に活動させること。そしてインディーズ販売でレコードを出すこと。また,ラジオを中心としたプロモート活動をさせること,レコード会社の陰の専属事務所でデビューさせることなど,詳細まで煮詰めた。最後に私は取締役と握手をして契約を結んだ。
私は彼女の待つ喫茶店に行き,彼女にデビューが決まったことだけを伝えた。詳細は一切触れずに。彼女は笑顔で「ありがとう」と返答してくれた。そして私は「10年経って売れてなかったら迎えに行ってやるよ」と捨て台詞をはいた。
*=*=*=*=*
明日は,仕事場での健康診断だ。
早く寝て,明日に備えたいけど。。。
今晩も徹夜かな?-
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