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from: 謎のみっしょんすくーるさん
2007年05月25日 16時26分06秒
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5月25日金曜日
3度目はLong good-bye
神戸忠雄
第2章 1度目のgoodby
(十九)
翌朝,私は,大学へ辞職届を出しに行った。もちろんのこと,ここ数ヶ月間,無断欠勤をしていたため,辞職届は素直に受理された。私は研究室を片付け,作詞活動に関わる図書以外の書類を,一切合切処分した。
研究室の片付けが終わると,私は,彼女をレコード会社の陰の専属事務所に連れて行った。彼女のデビューの話はレコード会社の取締役から伝わっており,事務所の社長は,彼女に,デビューに向けての準備を伝えた。そして,彼女は目を輝かせて,社長の話を必死でメモしていた。
デビューに向けての準備として,まずは1人暮らしのためのアパートへの引越だ。
私の部屋にあった彼女の荷物を整理するために,私のアパートに戻った。相変わらず,彼女は私の右側を歩いていた。私も彼女の荷物整理を手伝い,さりげなく,私の気に入っていた置物などを荷物に混ぜた。
後日,彼女の引越を手伝った。
そして。。。
私は,彼女との過去をすべて墓場まで持っていくことを決意した。そう,すべてをだ。なぜなら,彼女がデビューするに当たって,私の存在が邪魔になってはいけないからだ。
そんな決意を秘め,私は,彼女に「仕事がんばれよ」と告げ,右手を挙げてた。彼女を握りしめた想い出のある右手を。
彼女のいない右側を気にしながら,私は,より不安定になって歩いて帰った。
数ヶ月後,彼女はラジオに出るようになり,ライヴもそこそこ入場者が増えてきたようなことが伝わってきた。インディーズで出したレコードも,かなりの売り上げがあったようだ。すべては予定通りだった。これも戦略であった。
大学を辞めて以来,印税の入らなくなった私は,日雇いのバイトをしながら食いつないでいた。ただ,彼女が無事にメジャーでデビューできる日を待ち続けるだけであった。
彼女がインディーズのレコードを2枚ほど出したときだったであろうか,彼女から電話があった。デビューが決まったとのことだ。彼女は非常に嬉しそうであった。待ち遠しかったメジャーでのデビューである。本当に嬉しかったのであろう。彼女が喜ぶ以上に,私も嬉しかった。ただ冷静に,これからが大切なこと,そして「俺が創った歌,歌えるようになれよ。その時が本当のgoodbyだ」と,彼女に聞こえるか聞こえない程度の声で告げた。彼女から私の存在が消えるようにと電話を切った。
そう,1度目のgoodbyだ。
goodby〜
*=*=*=*=*
本当に嫌なことばっか
ダメダメ人間になりそう。。。
今,岡山空港です。
これから東京へ行きます。
なので,この時間に,UPします。
さて,小説は,第2章が終わりました。
今後,第3章 2度目のgood-bye に突入していきます。
収入のない私はどうなるのか?
そして,デビューした彼女は。。。
しばらく小説は充電させていただきます。
日記は書きますが。。。
ご理解下さいね。-
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