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  • from: 謎のみっしょんすくーるさん

    2007年06月18日 20時19分07秒

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    6月18日月曜日

       3度目はLong good-bye

               神戸忠雄

     第3章 2度目のgood-bye

       (二)

     彼女の愚痴は,十分に理解できた。もちろん,彼女の言い分も理解できた。しかし,お金を稼ぐということは,納得いかないことも多々あるだろう。それが当たり前の話だ。彼女の話を聴いていて,安心できたのは,彼女自身が,ある程度の「仕方がない」という認識を持っていたことだ。この「仕方がない」がなければ,この後,歌う仕事を続けられないだろう。なんとか歌い続けられれば,いずれは自分の思うような歌が歌える可能性があるだろう。しかし,歌うこと自体を辞めざるを得ない状況になってしまうと,それは,もう,すべてをダメにしてしまうことになる。そう考えると,彼女のある程度の「仕方がない」は思わざるを得ないのである。私と,作風について,喧嘩ばかりしていた学生時代の彼女の思考のままであれば,デビューすらできなかったかも知れない。その辺は,人間として成長したことが伺えた。非常に喜ばしいことであった。

     彼女の愚痴の疲れてきた頃であろうか,カーテン越しがぼんやりと明るくなり,スズメの鳴き声が聞こえてきた。私もいい加減疲れてきたため,思い切って彼女に「じゃあ,一度,レコード会社の担当者に,自分の思いのままを伝えてみれば?」と,少し投げやりに言ってみた。もちろんのこと,作戦として,「自分の歌を歌いたい」というストレートにぶつけるのではなく,「このままでは,歌で自分の思いを伝えられない」とか「歌に想いが込められない」など,遠回しに言ってみることをアドバイスした。私自身,レコード会社に言われたとおりの作品しか創ったことがなかったため,レコード会社に反発したことはなかったが,このままでは,彼女自身がつぶれてしまう可能性もあったため,一度,ぶつかってみて,それでダメなら彼女自身も納得すると思ったからだ。
     彼女もようやく道筋が見えたのか,涙声から明るい声に変わって,ようやく電話を切ってくれた。私は受話器を置いた途端,そのままベッドに潜り込み,夢の世界に入っていった。

    *=*=*=*=*

    そうか。。。20日間くらい小説が抜けていたんだな。
    やさしい人だと,再開する前に,これまでのあらすじでも書くんだろうな。。。
    まあ,今回はごめんなさい。。。です。
    申し訳ございませんが,もし,第1〜2章が知りたい人は,5月までの日記を探してみてください。本当にすみません。

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