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from: 謎のみっしょんすくーるさん
2007年06月25日 21時09分15秒
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6月25日月曜日
今日も小説はお休みします。
再開したのに,休みばかりでごめんなさい。
って,誰も読んでくれていないか。。。
今日は,大学のゼミについての紹介です。
といっても,普段の私の研究室を紹介するのではなく,ゼミに対する考え方っというのかな? そんなものを述べてみます。
理系の大学を卒業した方なら,ほぼ全員が経験するのが,卒業研究ですよね。まあ,文系や一部の理系では,卒業研究の単位を取らなくても卒業できる大学はありますが,まあ,理系の大学なら。。。
卒業研究は卒業必須の単位になっていることが多いでしょう。
その卒業研究を遂行していくために所属するのがゼミ(研究室)です。
ゼミは,通常,大学に所属する教員毎にテーマが決まっており,学生は卒業研究として取り組みたいテーマの教員を選んで,そのゼミに所属する。。。というのが一般的です。
この時,選ぶ側の学生としては,自分がやりたいこととしてのテーマを重視してゼミを選ぶか,教員が持っている就職の伝手を重視して選ぶか,あるいは教員の人間性で選ぶか,のどれかで選んでいくのであろう。ただし,通常は,各教員に定員が決まっており,人気の高い教員を選んだ場合には,他の教員に振り分けられる場合がある。したがって,本当は第二希望的な教員を第一希望として選んで,確実に自分が嫌な教員に振り分けられないような作戦を採る学生もいるだろう。なぜなら,卒業必須の単位であるから,嫌でもその教員と最終学年の1年間あるいは2年間を接していなければならないからだ。嫌な教員に振り分けられてしまうと,本当に辛い大学生活になってしまう。大学に行くこと自体が嫌になってしまうかも知れない。。。
ただ,これはあくまでも選ぶ側の考え方である。私も,学生時代はそう考えていた。
今,選ばれる側の大学教員になったが,この考え方は多少変わってきてしまった。基本的には,選ばれる側であるため,選ばれると非常に嬉しく思う。だが。。。
場合によっては,授業の態度とかから判断して,嫌いな学生だな〜 と私が思っていた学生が私のゼミを選んできたりするのである。
大学教員として,ゼミの学生は選べないし,すべての学生を公平に接しなければならないため,思いとは裏腹に,授業では嫌な学生でもそれなりに接しなければならないのである。そんな所から,授業では,学生に対して私が嫌だと思っていたとしても,嫌々ビームを醸し出せないのである。出したら,それこそ大学教員としての資質が疑われてしまう。。。
当たり前ではあるが,嫌な学生が配属されてきた場合でも,その学生を卒業させるために,全力を尽くさなければならないのである。
逆に,この学生は私の授業をしっかりと勉強してくれているため,きっとゼミを選んでくれるであろう。と思っていても,結果的に別のゼミを希望したりするのである。不思議な世界だ。
ようは,教員として来て欲しい学生に来てもらえなくて,来なくてもいいと思っている学生に選ばれてしまう。教員側としては,ゼミを選択する学生が,読めないのである。
ま,これは,私が学生の気持ちを理解できていないだけなので,大学の教員としては,まだまだ。。。なのであろう。
正直なところ,今まで,絶対に嫌だ! と思うような学生がゼミに来たことはない。本当に助かっている。今,配属されている学生も,嫌な学生は誰1人としていない。ただ,今後は。。。
難しいね。
ま,今日の所は,私のゼミを選んでくれている学生に感謝します。-
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