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from: 謎のみっしょんすくーるさん
2007/10/17 19:08:28
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10月17日水曜日
3度目はLong good-bye
神戸忠雄
第3章 2度目のgood-bye
(九)
アルコールを呑んだためか,一眠りしていたところで,すぐに目が覚めてしまった。目覚めたときには,夕方ぐらいだろうかと思ったが,時計を見ると,昼の12時であった。宿舎に帰ってきたと思われる時間が10時くらいだったため,結局2時間程度で目が覚めてしまったことになる。アルコールを呑んだ方が,眠りにつくのは早くなるのだろうが,アルコールのために,体内の血流が激しくなり,眠りの深さでいえば,浅くなるのであろう。しかも,非常に不機嫌な目覚めであった。なぜか,2時間の寝損をした気になってしまった。
夜番の23時までは,まだまだ時間がある。しかしながら,何となく眠りにつけない。しかも,なんとなく気分もモヤモヤしている。したがって,私は昼食を摂りに食堂へ向かった。食堂では,朝や夕方と比べると,大混雑をしており,非常に多くの職人が食事を摂っていた。それだけ,日中に働く職人が多いということなのであろう。何人ものトレイを持った職人が立ちんぼのままであった。私は,適当に,あっさりした和食系のものを見繕って,やっと確保できた片隅の1席で,食べることにした。食事の質は,朝や夕方と比べると,若干味が落ちているように思えた。
込んでいたため,私は,食事が終わるとすぐに席を立ち,宿舎の方へと戻った。何となくつまらない食事であった。こんな山奥で半軟禁状態で働いているのに,食事くらいはゆったりとして食べたいものであった。人間の金銭欲,食欲,性欲,出世欲など,様々な欲がある内で,金銭欲は満足できているが,残りの特に性欲がまったく満たすことのできない状態である。したがって,食欲ぐらいは満足させて欲しいものである。そういう意味では,朝や夕方は,非常に満足できる食事だった。それに比べて昼は。。。
そんな厳しい状況を考えて,働くのなら夜間だな,そう実感させられた昼食であった。それだけ,人間は,少しでも贅沢を経験してしまうと,その下のランクでは満足できないということなのであろう。あるいは,下のランクで満足するためには,相当な自己意識の改善が必要なのであろう。
自分のベッドに戻って,買っておいた缶コーヒーを飲みほし,気分のモヤモヤが残ってしまったまま,また眠りに入っていった。
*=*=*=*=*
ふぅ〜〜〜
疲れてるね。
大丈夫かな?
ま,なんとかなるか。
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