花束を投げた
　　　　　　　　　　神戸　忠雄

　「また後で」
　そんな会話が最後だった
　君は仲間と打ち上げの会場に向かっていった
　僕は電話だと嘘ついた
　君が仲間と笑いながら歩いていた
　そんな姿を後ろから
　電話をしている振りして見送った

　これが最後と決めて望んだステージが
　今日終わってしまった
　まだ誰にもいってなかったけど　
　僕はもう決意していた
　僕が君の才能について行けなくなったから

　本当はもっと君とステージに立ちたかった
　もっと君のそばにいたかった
　だけど

　電話をかけている振りをして
　君を見送った僕は
　君がまだ見える時点でタクシーに乗り込んだ
　タクシーで向かう先
　打ち上げの会場じゃなくて空港に

　泣きそうになっている僕は
　タクシーの窓を開け
　心の中で買っていた君に渡すはずの花束を
　窓の外の投げ捨てた
　君に伝えるはずだった
　好きだという言葉と一緒に

*=*=*=*=*

昨日記です。
もうお昼ですね。
昨晩は，今日ある東京での会議の資料整理で５時までかかってしまって，日記を書く前に寝てしまった。。。
今起きたところです。
ということで，今から東京へ行ってきます。
最終の新幹線で帰ってくるんですけどね。。。