昨日記です。

昨日は，今年初の宝塚観劇でした。
大劇場での「ルパン三世－王妃の首飾りを追え！－」と「ファンシー・ガイ」でした。

ルパン三世ですが，正直，ここまでアニメチックに再現するとは思っていませんでした。
それだけ，アニメに忠実に演じられているということです。

言葉があるシーンでのコミカルさはもちろんのことなのですが，言葉がなく，ルパン一味と銭形警部率いる警官軍団とのコミカルなシーンの動きが，音楽にのせた宝塚特優のダンスで，非常に上手く表現できていたと思います。
また，アニメーションのルパン三世は，泥棒なのに，非常にお人好しな部分があったりするのですが，そこも，ちぎ（早霧せいな）さんが上手く演じられていたと思います。
笑えたし，泣けたし，真の感動もんでした。
きっと，ルパン三世のアニメーションが好きな方でも受け入れやすいと思いますね。
実際，私がそうだし・・・

まあ，あと，宝塚好きにはわかりやすい時代背景（フランス革命のマリー・アントワネット：咲妃みゆさんのブルボン王朝）ということもあったかも知れません。フランス革命のブルボン王朝は，ベルばらの舞台ですからね。。。劇の中に入りやすかったですね。
伝わって来やすいということもあったのかな？

今回のルパン三世は，ある意味，当たりでした。
今後，何年か後にも，新しいルパン三世を演じて欲しいな。。。そう思えた観劇でした。

ただ，１つだけ，難点がありました。
それは，ちぎさんと，ゆうみ（咲妃みゆ）さんとのハーモニーです。
お二方とも歌は上手かったと思います。
特に，ゆうみさんは，音程が非常に安定して乱れにくくなっていました。

ただ，お二方のハーモニーとなると，ゆうみさんの声質が独特であるが為に，目立ちすぎてちぎさんの声が聞き取りにくくなってしまうことがありました。

歌って，やっぱり，上手いだけではなく，多少の音のずれがあっても，響かせること，そして伝えること。。。ここが重要だと思います。きっと，ゆうみさんは，上手く歌おうとしすぎているような気がしました。
もう少し，ちぎさんに合わせて，ちぎさんの声に被せさせるように歌うべきなのかな？
そんな感じがしました。今後も，このお二人のトップとトップ娘とのコンビが続くので，そこは上手く表現して欲しいかな？
そんなことを思いました。

この点を除けば，非常によい観劇でしたよ。