国民は「今の政治ではダメだと言っている」
最近、全国(津々浦々)で「民主党批判者」が増加している。理由を簡潔にまとめると次の通りである。1)国会が小沢問題で空転し、肝心の政治が停滞していること。2)民主党に政権を託したが、期待していたほどの成果が上がっていないこと。3)国民のための政治になっていないこと。等の順となっている。このままでは、今春の統一地方選は惨敗することになる。要するに、既成政党はたくさんあるが、自民党などを含めて、中央がダメなら地方に依存するしかない。と言う流れになっているのが今の国民感情である。だから、暫くは愛知県・名古屋市の「減税日本の会」とか大阪の「維新の会」時代が続くことになる。しかし、今後、民主党が小沢(刑事被告人)問題を早急に処理し、国民の期待に添うべく「生まれ変わること」が出来ればと思っているファンもいる。なお、すべての既成政党は「政治とは何か」を原点に返って、真剣に議論し検討しなくては、国民から見放される可能性がある。また、国家予算を先送りすれば景気回復に大きな歪を与えることになる。今の国会は、野党の協力は欠かせない状態となっている。対応次第では次の選挙で悲劇が生まれることになる。なお、人口減少時代に入ってから既に5年が経過している。政治は30年先、50年先を読み込んだ政策の実現が必要となっている。また、国民は、国会議員が多すぎるとみんな言っている。削減案でイニシアチブを取ったところが次の選挙で勝利するとまで言われている。国会は国政に関する政策を論議したうえで国民生活に役立つ法案を実現していくところであることを各党とも「認識を新たにすべきである」。特に、野党の皆さんは、もう少し「建設的な野党」に生まれ変わる必要がある。そうでなくては国政を任すことは出来ないとまで言っている国民も多いことを理解すべきである。