小沢氏の無罪判決に意義あり(国民の声)
平成24年4月26日、東京地裁(求刑禁錮三年)は、強制起訴されていた小沢氏に無罪判決を言い渡した。しかし、内容的には、有罪判決に近い疑わしい無罪判決と言える。理由は、次に示すとおりである。1、国政を司る国会議員でありながら、土地購入等の巨額資金(管理)を巡って国民から疑われる重大な事件を発生させことに加え、日本国の社会に政治的不信感を与え、且つ、国民に莫大な損害を与えた罪は大きなものがあること。2、三人の元直属の秘書が逮捕起訴され、且つ虚偽記入が認められたことから、本人の政治的・道義的責任は免れないこと。3、巨額の簿外処理に関しては、払拭できない疑念が認められること。4、本人は、元秘書から報告・認識・了承していたにも関らず、秘書任せにしていたとか、関与していないとか、記憶にない等とその疑惑を否定し続けたこと。5、小沢氏は、本件に関する問題(政治と金問題)で国会の中で一度も説明責任を果たしていないこと。等、多くの点で疑惑と疑念が残る判決であったと言える。
従って、検察審は、控訴すべきである。以上が、今次小沢判決に対する一国民からの真剣(真面目)な結論である。なお、この判決によって、日本の政治が歪められる可能性があることを危惧するものである。