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from: NOLAさん
2008年09月12日 12時00分40秒
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丹波ナチュラルスクール事件について
古くは戸塚ヨットスクール、風の子学園、最近ではアイメンタルスクール等、そして今回と同じような事件が繰り返されることに、
同じ共同生活による支援を行う者として胸が痛みます。
共同生活自体は大きな効果・成果があるにもかかわらず、
一部の行き過ぎた支援指導によってダーティーなイメージで見られること自体も非常に残念です。
ただ報道での情報でしかなく全容がわからないので断定的なことは言えませんが、少なくともNOLAをはじめ私たちがネットワークしている共同生活寮では、スパルタや暴力による支配を否定しており、私もあんまりな寮生には手を挙げることもありますが、基本はあくまで対話による指導です。
そのことは青少年自立援助センター・はぐれ雲・北斗寮の3団体から出ている、「共同生活のルール」という本(¥300、NOLAでも扱っています)に書かれている内容に準拠しており、同団体が主催する定期的な会合や勉強会に参加するなど、スタッフ自身の技術、意識向上に努めています。
過去に事件のあったところは情報を非公開または制限付きであったり、また同じくネットワークを持たず、地域に対して閉鎖的な場所が多いようです。
自立支援にこれさえすれば100%立ち直るという方法は無いにもかかわらず、天上天下唯我独尊と言わんばかりの自分たちだけでどのように向上できるのか不思議です。
いつも言っていますが、引きこもり支援者自身が地域やネットワークから孤立し、ひきこもっていては本末転倒と言わざるを得ません。
ただ共同生活は、親元を離れて生活するため、その全容は見えにくいのは確かです。
学校でもそうですが、地域に開かれているというのは重要なテーマだと思います。
NOLAでは極力OPENにするために、HPに寮生本人の日記を載せたり、この掲示板に生活の様子を載せる。
あるいは地域の方たちとの交流やボランティア参加などを積極的に
行う
情報公開を行う努力を行っておりますが、限られたスタッフやプライバシーの問題などで限界があることも確かです。
また外部からの取材や見学の受け入れ等も行っていますが、興味本位での冷やかしや中傷があると、精神的にナイーブな子たちを預かっているだけに、あまり無責任な言動をする人には制限せざるを得ないと思います。
情報公開と、防犯やプライバシーを守ることは相反する要求で非常に難しい問題です。
私自身こうすればいいという100%の方法はわかりませんが、唯一つ思うことは、不登校や引きこもりの問題自身が情報が閉鎖されやすくて、なかなか当事者と支援者がつながりにくいという問題もあります。
NOLAのHPにも書いていますが、寮生および親御さんに言っていることは、「他人助けてわが身助かる」の精神で、自分の経験やNOLAでの様子などを彼ら自身が公開して、今度は今、光が見えず、苦しんでいる人たちの力になっていただきたいのです。
そして自立支援は親御さん、地域、外部の様々な方のご協力がないと成り立ちません。
このような事件を繰り返さないためには、公平中立な第三者による定期的な査察や監査が必要であると考えていますが、ただ今の私には具体的にどうすればいいのか、知恵も金も人脈もありませんのでぜひ皆さんから広く意見をたまわりたいと思います。
私たちも、今後も自分たちの向上のための努力は惜しみませんので尚いっそうのご支援ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。-
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ざわ、
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